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“宿命対決”田中恒成vs田口良一 WBOフライ級戦

2019年1月10日 15時01分

 WBOフライ級チャンピオンの田中恒成(畑中)と元WBA・IBF世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)が10日、名古屋市のCBCで記者会見を開き、3月16日に岐阜メモリアルセンターで愛ドームで対戦することを発表した。

田中(左)と田口、両者合わせてベルト5本!

 

 23歳の田中(12勝7KO)は昨年9月、木村翔(青木)との激闘を制して奪った王座の初防衛戦。「状況は変わったけど、1年越しに対戦できることになり、めちゃくちゃ楽しみ」と田口との試合を歓迎した。

 32歳の田口(27勝12KO3敗2分)は昨年5月、ヘッキー・ブドラー(南ア)に王座を奪われてからの再起戦が、いきなり1階級上げての世界戦。「本当に強い選手ですけど、盛り上がる試合をして勝ちたい」と抱負を述べた。

 両者は田中がWBO・L・フライ級王者、田口がWBA・L・フライ級王者だった17年、統一戦の話が浮上。両者ともに対戦をアピールした結果、田中が9月の防衛戦をクリアしたあとに対決することが内定していた。

 ところがこの試合で田中がけがをしてしまい、結局そのまま王座を返上。両雄の対戦は実現せず、田中が東京の田口のもとまで足を運び、謝罪したというエピソードがある。まさに宿命の対決と言えるだろう。

試合の模様はTBS系列で全国放送される

 

 田中は選択試合で挑戦者に田口を選んだ理由を「挑戦者としてだれとの試合を見たいか。田口さんと答える人が多いと思う。自分も現状で一番やりたい選手は田口さん」と説明。WBA・L・フライ級王座を7度防衛し、2団体統一もはたした田口との一戦に意欲を示した。

 一方の田口は王座陥落後、ブドラーとの再戦も可能だったが、「ブドラーよりも田中選手のほうが強い。この試合に勝ったほうが評価は高まる」とブドラーを後輩の京口紘人に譲り、クラスを上げて田中戦を選択したことを明かした。

 階級アップでいきなり世界戦は冒険だが、「L・フライでは正直、減量がかなりきつかった。パフォーマンスは必ず上がる」と気にしていない。4年3ヵ月ぶりに挑戦者としてリングに上がることを楽しみにしている。

 注目の日本人対決は3月16日午後4時からTBS系列で全国放送される。田中の試合が全国放送されるのは17年9月の試合以来2度目。田中は「今年はブレイクしたい」と燃えている。

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