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高橋竜平らしさ出せず、ドヘニーに11回TKO負け

2019年1月19日 12時15分

 IBF世界S・バンタム級タイトルマッチが18日(日本時間19日)、米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンのザ・シアターで行われ、挑戦者10位の高橋竜平(横浜光)は王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に11回2分18秒TKO負け。世界初挑戦に失敗した。

高橋は3回にダウンを奪われた

 先手を取ったのはサウスポーのドヘニーだった。ジャブ、左ストレートをきっちり突き、初回終盤にはボディに強烈な左ストレートを見舞った。

 手数と運動量でかく乱したい高橋だったが、動きが固く、得意の出入りが不発で、手数が伸びない。2回に偶然のバッティングで両者ともに出血。3回、ドヘニーが左ボディアッパーから右を打ち込むとこれが高橋のアゴにヒット。ダメージを負った高橋はクリンチで逃れようとしたが、ドヘニーが左で追撃してダウンを奪った。

 序盤戦で大量失点の高橋はダウンしてようやく開き直ったか、4回から前に出て少しずつ手数が出るようになってきた。ただし、ドヘニーはフットワークを使いながらカウンターで高橋を迎撃し、時折放つ左ボディも効果的だ。高橋はスイッチを駆使し、パンチを決めるシーンもあったが、試合は王者のペースのまま。

高橋(左)は後半踏ん張ったものの及ばず

 高橋は終盤もあきらめずに攻めた。最後は11回、決定的なパンチをもわったわけではなかったが、ドヘニーが連打を放ったところで主審が試合を止めた。10回までのスコアはジャッジ2人が100-89、もう1人が97-92だった。

 昨年8月、後楽園ホールで岩佐亮佑(セレス)から王座を奪ったドヘニーは初防衛に成功。戦績は21勝15KO無敗。試合後はWBA同級王者ダニエル・ローマン(米)がリングに上がり、統一戦をアピールした。

 高橋はガッツを見せたものの立ち上がりの悪さが響いて完敗。16勝6KO4敗1分。Photos/SUMIO YAMADA

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