JBCが計測ミスで謝罪と処分 OPBF戦1ラウンド4分
2019年2月18日 18時34分
2019年2月18日 18時02分
IBF世界フライ級タイトルマッチの発表会見が18日、東京・水道橋のJBC(日本ボクシングコミッション)で開かれ、出場の黒田雅之(川崎新田)が試合への意欲を述べた。同級4位の黒田は5月13日に後楽園ホールで同級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦する。
黒田にとって13年2月にフアン・カルロス・レべコ(アルゼンチン)の持つWBA王座に挑んで以来、2度目の世界挑戦が決まった。この間、17年2月に日本タイトル2階級制覇を達成するまでは「どん底」(黒田)だったが、王座を4度守り、世界ランキングをコツコツと上げてきた。
昨年8月にはタイでIBF同級挑戦者決定戦を行うはずが、相手のエクタワン側の都合でキャンセルとなった。IBFは事情を鑑みて黒田を指名挑戦者に認定した。黒田がムザラネに勝てば、川崎市のジム初の世界チャンピオンとなる。
黒田いわく「ボクシングでも、人間的にも精神的な落ち着きが出てきた」ことがこの6年間の自身の成長点という。「試合中に想定外のことが起きても立て直せるようになったし、ボクシングがこういうものだと少しは分かってきた」と黒田は言う。
“いじわる”に耐えて精神的に成長
会見では、コンビを組む新田渉世会長が黒田に精神的な強さを身に付けてもらいたいと、あえて「いじわる」(同会長)していたことも明かされた。時に理不尽な要求もしたそうだが、「そこから這い上がってもらいたい」(同会長)との親心だったそうだ。これには黒田も「おかげで(物事に)動じなくなりました」と笑顔を交えて振り返る。
チャンピオンのムザラネは36歳のベテラン。現在は2度目の王朝で、昨年暮れにマカオで坂本真宏(六島)に10回TKO勝ちし初防衛に成功している。37勝25KO2敗の堂々たるレコードの持ち主だ(黒田は30勝16KO7敗3分)。「どっしり構えて打ってくる。かみ合うと思います」と黒田はみている。「ダウンしたりする場面も想定して練習していますが、自分の負けはイメージしていない」と黒田。
新田会長によると、このたび黒田は元世界王者・川嶋勝重氏から「ラストサムライ」の異名を譲り受けたという。昭和生まれの黒田は「新元号初の王者になりたい」と、今年5月の改元にちなんだ抱負も述べた。なお試合はテレビ神奈川で放送予定という。
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