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ライト級2冠王者ロマチェンコ クローラと指名戦

2019年2月20日 15時49分

 WBA&WBOライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の次回防衛戦が元WBA王者で現在1位のアンソニー・クローラ(英)を相手に行われることになった。試合は4月12日ロサンゼルスのステープルズ・センターで挙行される。19日、ロマチェンコのトップランク社、クローラのマッチルーム・スポーツの両プロモーターが合意に達したことを発表した。

3冠統一戦はお預けとなったロマチェンコ

 ロマチェンコ(12勝9KO1敗)は昨年5月、ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)に10回TKO勝ちで3階級目となるWBAライト級王座獲得。12月、ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に判定勝ちでWBO王座を吸収した。

 トップランク社は当初、今月2日にIBF王座に就いたリチャード・コミー(ガーナ)との3冠統一戦を計画したが、KO勝ちしたコミーが右拳を負傷。すぐにリングに上がれないことから1月にWBAより通告されていたクローラとの指名試合を優先した。

 クローラ(34勝13KO6敗3分)はWBAライト級王座に就き1度防衛後、リナレスに王座を奪われ再戦でも判定負け。しかし元王者リッキー・バーンズ(英)を破って復活すると昨年11月、ダウド・ヨルダン(インドネシア)とのWBA挑戦者決定戦を制して1位に座った。11年9月の試合以来2度目の米国リング登場となる。

 このカードはWBAの指令により今月2回、入札が予定されたが、いずれも中止。両陣営は入札を回避して締結に至った。Photo/SUMIO YAMADA

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