明日31日（日本時間１日）英国ブレンドウッドのマッチルーム・ボクシング本部で開催されるWBA世界フェザー級レギュラー王座タイトルマッチの計量が30日行われ、王者シュ・ツァン（中国）が125.2ポンド（56.79キロ）、挑戦者12位リー・ウッド（英）が125.3ポンド（56.83キロ）をマーク。リミット126ポンドに合格した。

　3度目の防衛戦となるシュは19年11月のV2以来のリング。同じ英国の前IBF王者ジョシュ・ウォーリントンとの統一戦が期待されたが、コロナ禍も影響して消滅した。今回も米マイアミでペドロ・ディアス・コーチの下で調整。WBAスーパー王者のレオ・サンタクルスが長らく防衛戦を行っておらず実質的なトップの実力を誇示したいところだ。

　英国フェザー級王者として挑むウッドはこれまでWBO欧州、英連邦王座を獲得した32歳。ハートを前面に戦う選手で手数旺盛なシュと激戦が期待される。

　当初あすは2世ボクサーでウェルター級ランカーのコナー・ベン（英）がアンドレス・グラナドス（米）と対戦予定だったが、ベンが新型コロナウイルスに感染したため中止。シュvs.ウッドがメインに昇格した。

　アンダーカードではクルーザー級で4団体にランクされるトミー・マッカーシー（英）、2月にカネロ・アルバレスに挑戦したアブニ・イルディリム（トルコ）、リッキー・ハットンの息子キャンベル・ハットン（英）らが出場する。Photo by Mark Robinson / Matchroom