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渡辺雄二さんの甥、高山涼深はKOデビュー

世界戦前座 宇津木、富施、重岡が連勝延ばす
渡辺雄二さんの甥、高山涼深はKOデビュー

2019年2月26日 20時44分

 26日後楽園ホール、WBO世界ミニマム級タイトルマッチの前座では、ワタナベジム期待の宇津木秀、富施郁哉、重岡銀次朗がそれぞれデビューからの連勝を伸ばした。また、90年代に元日本、OPBF王者としてリングを沸かせた渡辺雄二さんの甥、高山涼深(ワタナベ)がB級デビュー戦でKO勝ちを飾った。

宇津木(右)は最終回にストップを呼び込んで4連勝

◇60.0キロ8回戦
宇津木秀(ワタナベ)[TKO8回2分2秒]ジェリー・カストロヴェルデ(寝屋川石田)
 宇津木は前に出るカストロヴェルデに対し、ジャブと足で距離をコントロールしながら、右、左ボディを打ち込んでいった。

 ヴェルデは宇津木のパンチを被弾しながらも、前に出続けて右、左ボディで反撃し、闘志は旺盛。優勢の宇津木は5回、上下にコンビネーションを決めてヴェルデを追い込むが、タフな比人は倒れない。

 宇津木は6、7回と粘るヴェルデにパンチを浴びせ、8回に猛攻を仕掛けると青コーナーからタオルが飛んだ。宇津木は4勝3KO。ガッツを見せた21歳のカストロヴェルデは10勝5KO6敗。

◇バンタム級8回戦
富施郁哉(ワタナベ)[3-0(77-76、79-73、80-73)]水谷直人(KG大和)
 17年全日本新人王で日本バンタム級15位の富施が水谷とサウスポー対決。富施がカウンターでポイントを稼ぎながらも、水谷のアタック後にクリンチ、もみ合いというパターンを繰り返し、主審が忙しい試合だった。富施は8勝1KO。水谷は5勝2KO6敗1分。

こちらもホープの重岡は楽々と初回KO勝ち

◇ミニマム級6回戦
重岡銀次朗(ワタナベ)[TKO1回1分35秒]ギアッティポン・グムサワット(タイ)
 熊本・開新高で高校5冠を達成した重岡のプロ2戦目。初回からエンジン全開の重岡は初回に左で2度倒し、最後は右フックで3度目を奪い、試合を終わらせた。

初陣を飾った高山、今後に期待が集まる

◇S・バンタム級6回戦
高山涼深(ワタナベ)[KO3回1分38秒]ニラン・バオノック(タイ)
 東京・駿台学園高、法政大で35勝16敗の戦績を残した高山のB級デビュー戦。サウスポーの高山はバオノックをやや攻めあぐねたものの、3回に左カウンターでダウンを奪い、10カウントを聞かせた。

 高山の叔父は90年代の人気選手、元日本S・フェザー級、OPBFフェザー級、ライト級王者の渡辺雄二さん。デビュー戦白星の新鋭は「高山涼深として有名になりたい」と頼もしかった。

◇S・フェザー級6回戦
遠藤勝則(角海老宝石)[KO1回2分49秒]沢田石伸雄(UNITED)

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