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井岡下して戴冠のニエテスが王座返上 指名戦拒否

2019年3月1日 11時41分

 WBO世界S・フライ級王者ドニー・ニエテス(フィリピン)が井岡一翔との決定戦で獲得した王座を返上した。WBOが28日(日本時間1日)、ホームページで伝えた。フィリピン・メディアによるとニエテスのプロモーター、ALAプロモーションズのマイケル・アルデゲル社長が26日、指名挑戦者アストン・パリクテ(フィリピン)との防衛戦を回避し王座を返上すると通知していた。

ニエテスは昨年大みそか、井岡に競り勝って4階級制覇を達成

 ニエテスvsパリクテⅡは28日午前、プエルトリコのWBO本部で入札が予定されていた。しかしニエテス陣営は参加せず、返上を申し出た。両者は昨年9月、井上尚弥(大橋=WBAバンタム級正規王者)の返上したベルトを争い、ドローに終わっていた。

 ニエテスは昨年大みそか、マカオで井岡と空位のままの王座を争い、2-1判定勝ちで戴冠。4階級制覇を達成した。パリクテは1月31日、WBO2位ホセ・マルティネス(プエルトリコ)に2回KO勝ち。指名挑戦者に名乗り出た。

 アルデゲル氏はパリクテとの再戦締結が困難なことを指摘。第1戦が終始かみ合わない凡戦に終わったことも返上に踏み切った理由だと推測される。同氏は今後、4月に決まったWBC同級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)vsフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の勝者、あるいはWBA王者カリド・ヤファイ(英)にニエテスを挑戦させたい意向だ。

 一方、パリクテのプロモーター、ロイ・ジョーンズJr・プロモーションズ(RJJ)はパリクテと別の相手との王座決定戦を締結する動きを見せる。RJJの幹部は船井龍一(ワタナベ)、石田匠(井岡)ら日本選手の名前を挙げている。Photo/SUMIO YAMADA

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