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具志堅、天龍と2度戦った元王者ハイメ・リオス死す

2019年3月21日 11時05分

 WBA世界L・フライ級の初代王者ハイメ・リオス(パナマ)が20日朝、パナマ市の病院で亡くなった。65歳だった。知人の弁護士によると死因は呼吸器系の病気と伝えられる。

具志堅はリオスと2度対戦、よきライバルだった

 アマチュアのパナマ・チャンピオンから1973年7月にプロデビューしたリオス氏は75年5月、パナマ市で新設されたWBA・L・フライ級王座決定戦進出をかけて天龍数典と対戦。4回TKO勝ちを飾り同年8月、リゴベルト・マルカノ(ベネズエラ)との初代王者決定戦へ駒を進めた。

 その一戦で15回3-0判定勝ちでベルトを獲得したリオス氏は翌年1月、鹿児島で天龍との再戦兼V1戦に臨み、2-1判定勝ちを収めた。

 同じ76年7月、2度目の防衛戦でフアン・グスマン(ドミニカ共和国)に敵地で1-2判定負けで無冠。77年1月、日本武道館でグスマンから王座を奪った具志堅用高に挑戦。前半ダウンを奪うも1-2判定負け。その健闘が認められ翌年5月、具志堅に再度挑んだが、13回TKO負けで返り討ちに遭った。

 その後リングを去ったが、92年、14年の空白を経て突然カムバック。しかし1勝1敗で引退した。終身戦績は22勝10KO5敗1分。身長155センチの小柄の体をフットワークに乗せてリング狭しと動き回った。パナマの英雄ロベルト・デュランとは生まれた地区が同じで交流があった。

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