4月の月間MVPは吉野修一郎 敢闘賞は齊藤裕太
2019年4月23日 18時55分
2019年4月23日 15時43分
IBF世界S・フライ級王者ジェルウィン・アンカハス(比)に挑戦する同級1位の船井龍一(ワタナベ)が23日、東京・五反田のジムで練習を公開。メディアに抱負を語った。試合は5月4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州ストックトンでゴングとなる。
33歳で世界初挑戦の船井はここまで計150ラウンドのスパーリングを消化。日本フライ級王者で世界ランカーの中谷潤人(M.T)、日本S・フライ級3位のレイ・オライス(FLARE山上)らと拳を交え、サウスポー対策を進めてきた。
サウスポーのアンカハスは6度防衛中の実力者だけに、船井は不利を予想されるが、もちろん負ける気はさらさらない。高橋智明トレーナーは「最新の試合を見ると、打ち合っているときは相手のパンチをもらっている。前に出れば船井のパンチは当たると思う」と分析してみせた。
つまり大事なのは「恐れないこと」(船井)で、しっかり前に出て打ち合える距離を作り、破壊力のある右を打ち込む─というのが勝利のシナリオだ。これを実現させるために、「サウスポー相手だとガードが下がるクセがある」(高橋トレーナー)という悪癖を徹底して修正することも忘れなかった。
世界戦もアメリカで試合をするのも初めてというから不安材料に違いないが、船井は「初めてのことづくしなのでふっきれた感じ。考えてもしょうがないのでドンと構えていきたい」と頼もしい。
プロ15年目、33歳でつかんだ夢を実現すべく、船井は28日アメリカに出発する。試合の模様は5日午前11時からWOWOWメンバーズオンデマンドで先行ライブ配信。6日午後9時からWOWOWライブで放送される。
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