大橋会長がWBSSに抗議 ロドリゲス陣営の振る舞い
2019年5月16日 1時45分
2019年5月16日 1時21分
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝の記者会見が15日、開催地の英グラスゴーで開かれ、バンタム級で対戦するWBA王者の井上尚弥(大橋)とIBF王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が抱負を語った。試合は18日(日本時間19日)ゴングとなる。
井上は司会者から「88%のKO率で、3ラウンド以内のKOが7回。パヤノ戦は70秒で試合が終わった。土曜日にもそのようなパフォーマンスを見せてくれるのか?」との質問を浴びせられ、次のように答えた。
「もちろんKOは狙うけど、ロドリゲスは素晴らしい選手なので、KOをつかむべくチャンスをいかしていきたい。周りの評価とか、オッズ(5-1で井上有利)ほど簡単な試合ではないと思っている」
現地メディアは“モンスター”にふさわしい派手なKO劇を明らかに期待している。そうした状況を井上は「去年ああいう2試合をしているので、期待されるのは重々承知」と理解した上で「流れの中でKOを狙うけど、まずは自分のボクシングを貫きたい」と平常心を強調した。
井上が落ち着いていられるのは最終調整がうまくいっているからだろう。出発前に気にしていたて寒さや湿度も「以外に環境に慣れるのが早かった」。前日で練習は切り上げ、あとは疲れを抜きながら体重調整をするだけとなった。
初めて経験する当日計量(リミット+10ポンド=4.53キロ)も「前回の試合のときで会場に入って+5キロ以下だった」とノープロブレム。16日は妻子も到着予定で、さらにメンタルも充実しそうだ。
会見には、メインで行われるIBF・S・ライト級タイトルマッチの2選手も出場し、王者イバン・バランチュク(ベラルーシ)と地元イギリスの挑戦者ジョシュ・テイラーが決意表明した。バランチュク陣営から殿堂入りトレーナーのフレディ・ローチ氏も登壇した。
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