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9.16冨田大樹、奥田朋子が大阪・堺市でタイトル戦

2019年7月8日 20時41分

 大阪・堺市のミツキジムは8日、9月16日に同市立大浜体育館で開く ジム開設10周年記念興行「ミツキ杯強拳ステージ.16」の概要を発表した。メインはWBOアジアパシフィックL・フライ級王座決定12回戦で、同級1位、冨田大樹(21=ミツキ)が同級5位、山口隼人(30=三迫)と対戦する。セミで日本女子バンタム級王座決定8回戦が組まれ、同級1位、奥田朋子(36=ミツキ)が同級3位、谷山佳奈子(32=ワタナベ)と初のタイトルをかけて戦う。

タイトル挑戦の切った奥田(左)と冨田

 ジムで会見した冨田は昨年8月、日本ミニマム級タイトルマッチで小浦翼(E&Jカシアス)に敗れて以来2度目の王座戦。

「初めての敗戦を味わって、悔しい思いばかりでボクシングをやめようと思った。年明けからもう一度がんばりたい気持ちになり、いまは楽しく練習しています。山口選手は飛び込んでくるタイプと聞いており、ぼくはマタドールのようにうまくさばいて絶対に勝ちます」と自信に満ちた必勝宣言。

 山口は16年10月に最強後楽園で久田哲也(ハラダ)に7回TKO負けした後、リングを離れていたが、TEAM10COUNTジムから三迫ジムに移って今年3月に復帰戦を飾り、日本ランカーに返り咲いた。山口は15勝2KO7敗1分、富田は13勝8KO1敗。

 初の王座戦が決まった奥田は岐阜・鶯谷高から立命館大に進み、柔道部で活躍。30歳でボクシングを始め、現在は通信制高校の保健体育教諭、別の私立高校でスクールカウンセラーを務めている。右ストレートが武器で、5勝1KO2敗。

 谷山は熊本信愛女子高時代から極真空手を始め、09、10年の女子世界選手権軽量級優勝を果たし、さらにキックボクサーでも活躍。看護師資格を取得しており、18年5月にワタナベジムに入門、2勝1KOの戦績の「戦う看護師」である。

 柔道出身の奥田か、空手出身の谷山か興味深い対決となり、奥田は「谷山さんは気持ちの強い選手だと思う。応援していただいている方々のためにチャンピオンベルトを手にしたい」と抱負を語った。

 中村喜吉治・ミツキジム会長は「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録が決まり、地元はわいている。ジム生え抜きの2人がベルトを巻くことでさらに堺市を盛り上げたい」と意気込みを示した。

 アンダーカードに日本S・バンタム級11位、河村真吾(ミツキ)vs同級19位、三浦仁(三迫)の8回戦のほか、日本ライト級15位、脇田将士(ミツキ)、OPBF・S・バンタム級13位、横川聡也(ミツキ)らが出場する。

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