村田諒太（帝拳）の劇的なミドル級王座返り咲き、亀田和毅（協栄）の正規王座獲得ならず、女子頂上対決の藤岡奈穂子（竹原&畑山）vs天海ツナミ（山木）はドロー。すっかりひと段落ついたボクシング界だが、ここでひと息つきながら今後の注目試合をチェックしてみよう。

　世界タイトルマッチとなると、次は8月24日、WBO世界フライ級王者、田中恒成（畑中）の2度目の防衛戦になる。世界王者がひしめく国内リングで、3階級制覇王者の田中はいかなるファイトを見せるのか。

　海外にわたる日本人選手に目を向けると、いきなり19日（日本時間20日）、OPBFライト級V11王者の中谷正義（井岡）がトップランク期待のテオフィモ・ロペス（米）とIBF挑戦者決定戦に挑む。勝てばもちろん快挙だ。

　以下は7月から8月にかけて、現時点で明らかになっている国内のタイトルマッチ、及び日本人選手が出場する注目試合。ぜひチェックしてほしい。

◇7月19日（日本時間20日＝米オクソンヒル）
IBF世界ライト級挑戦者決定戦
3位･中谷正義（井岡）vs4位･テオフィモ・ロペス（米）

◇7月27日（後楽園ホール）
OPBF･S･フェザー級タイトルマッチ
王者･三代大訓（ワタナベ）vs挑戦者･竹中良（三迫）

日本バンタム級タイトルマッチ
王者･齊藤裕太（花形）vs挑戦者･鈴木悠介（三迫）

WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦
3位･重岡銀次朗（ワタナベ）vs4位･クライデ・アザルコン（比）

◇8月3日（後楽園ホール）
日本ミドル級タイトルマッチ
王者･竹迫司登（ワールドS）vs挑戦者･加藤収二（中野サイトウ）

WBPアジアパシフィックS･ウェルター級王座決定戦
1位･井上岳志（ワールドS）vs2位･コムサン・ポンセーン（パトムサック・パトンポートン＝タイ）

◇8月3日（日本時間4日＝米キシミー）
WBO世界S･フライ級挑戦者決定戦
2位･江藤光喜（白井･具志堅S）vs3位･ジェイビエール・シントロン（プエルトリコ）

◇8月4日（エディオンアリーナ大阪第2競技場）
日本S･フライ級タイトルマッチ
王者･奥本貴之（グリーンツダ）vs挑戦者･ダイナミック健次（大鵬）

日本ユースS･バンタム級王座決定戦
下町俊貴（グリーンツダ）vs野村健太（仲里）

◇8月8日（後楽園ホール）
OPBF･S･バンタム級タイトルマッチ
王者･勅使河原弘晶（輪島功一S）vs挑戦者･大森将平（ウォズ）

日本L･フライ級タイトルマッチ
王者･堀川謙一（三迫）vs挑戦者･大保龍斗（横浜さくら）

◇8月11日（韓国＝会場未定）
OPBF･S･ウェルター級タイトルマッチ
王者･リー・ジョンキョン（韓）vs挑戦者･渡部あきのり（角海老宝石）

◇8月23日（後楽園ホール）
OPBFフライ級タイトルマッチ
王者･ジェイアール・ラクィネル（比）vs挑戦者･粉川拓也（角海老宝石）

◇8月24日（武田テバオーシャンアリーナ）
WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者･田中恒成（畑中）vs挑戦者･ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）