ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで20日行われたIBF･S･ミドル級タイトルマッチは、王者カレブ・プラント（米）が挑戦者マイク・リー（米）に3回1分29秒TKO勝ち。ホセ・ウスカテギ（ベネズエラ）から獲得したベルトの初防衛に成功した。

　無敗同士。初回終了間際、左でリーを倒したプラントが2回も左ボディー、アッパーで優勢。世界初挑戦のリーは挽回を図って3回コーナーを蹴ったが、王者の右で2度目のダウン。再開後スリップダウンしたリーは左を浴びてまたも落下。ロバート・バード主審はダメージを考慮してカウント中にストップをかけた。

　戴冠後、母が警官に撃たれて死亡する悲劇を乗り越えてベルトを守ったプラントは19勝11KO無敗。ノートルダム大学卒業の学士ボクサー、リーは21勝11KO1敗。Photo/SUMIO YAMADA