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辰吉寿以輝12連勝 年内に10位内ランカーに挑戦

2019年7月27日 0時08分

 大阪帝拳ジム主催の「第80回ドラマチックボクシング」は26日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、メインのS・バンタム級8回戦は、日本同級18位、辰吉寿以輝(22=大阪帝拳)が藤岡拓哉(26=VADY)に3-0の判定勝ちで、デビュー以来無傷の12連勝8KOをマークした。敗れた藤岡は9勝1KO10敗1分。

 セミのバンタム級6回戦に近大ボクシング部出身でアマ通算51勝10RSC10敗の峯佑輔(23=六島)がデビュー。ジュスエル・グアダリオ(フィリピン)を鋭いジャブで寄せ付けなかったが、ワンツーのヒットがなく、ダメージを与えられなかった。4回、偶然のバッティングで峯が左目上をカット、出血がひどくドクターストップとなり、峯が負傷判定で勝利した。

辰吉(右)は初回からアグレッシブだったが、KOはならず

◇S・バンタム級8回戦
辰吉寿以輝(大阪帝拳)[3-0(77-75、78-75、79-74)]藤岡拓哉(VADY)
 4連続KO勝利を狙った辰吉が初回から主導権を握ろうとプレスをかけるも、パンチが大振りで空振りが目立った。藤岡はボディを狙って接近戦に持ち込み、体力の削り合いに持ち込む作戦。

 辰吉はジャブからフットワークを生かした攻めは見せず、藤岡とのボディ攻撃に付き合った。お互い決定的なパンチのヒットはなく、ラウンドが進んだ。7回、パンチで藤岡の左目上が切れたが、藤岡は最後まで手を出し、辰吉の一方的な展開にはさせなかった。

 12連勝を飾った辰吉は「ダメダメでした」と練習通りの試合運びができなかったことに反省。「相手の距離に付き合ってしまった。試合前から左の拳を痛めていたし」と連続KOを逃した無念さをにじませた。

 吉井寛・大阪帝拳会長は「中盤からはジャブも出たし、スタミナもあった。今日の経験はよかった。年内に10位以内の日本ランカーとの対戦を予定しています」と語った。

 リングサイドで見守った辰吉の父丈一郎は「相手はむっちゃ頑張って根性で立っていた。1から10あるパンチの強さで、(寿以輝は)ずっと7から8で打っている。3を入れることで9が生きるんや。強弱がなかった」と独特の言い回しで印象を語ったが、「左手を痛めていて勝ったんだからよかった」と合格点をつけた。

負傷判定ながらデビュー戦勝利の峯(右)

◇バンタム級6回戦
峯佑輔(六島)[負傷判定4回1分50秒3-0(40-36×3)]ジュスエル・グアダリオ(比)

◇S・フライ級6回戦
古谷昭男(六島)[TKO5回2分7秒]マルソン・カベラ(比)

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