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王座を手にするのは実績の阿部か、勢いの佐川か

【動画あり】日本フェザー級タイトルマッチ計量 
王座を手にするのは実績の阿部か、勢いの佐川か

2019年9月12日 16時12分

 あす13日後楽園ホールで開催される「A-sign.Bee」のセミ、日本フェザー級王座決定戦の前日計量は、同級1位の阿部麗也(KG大和)が57.0キロ、同2位の佐川遼(三迫)がリミットの57.1キロで合格した。

“天才”を自称するサウスポー阿部(19勝9KO2敗1分)は5月、王者の源大輝(ワタナベ)に挑戦し、試合の大半をコントロールしたものの1、2回にダウンを奪われてドロー。「開始1分くらいでいけると思って油断したんでしょうね。でもドローだったから今回の試合がある」と源の王座返上で巡ってきたチャンスに感謝した。

 前回の試合の反省をいかせば「1、2ラウンドは距離と相手の動きを見て慎重に戦う」と心掛けるは当然だろう。現在もWBC10位、IBF6位と世界ランクをキープしており、実績では佐川を上回る。「倒したいけど、そこはこだわらない。圧勝したいですね」と普段通りひょうひょうとコメントした。

 東農大出身の佐川(7勝4KO1敗)は昨年9月、世界挑戦経験もある松本亮(大橋)を倒して名前を挙げた。その後もフィリピンに遠征して地域タイトルを獲得するなどキャリアを積み、初の日本タイトルマッチにこぎつけた。

 阿部のテクニックには一目置いており、「いかにして自分のペースで試合を進めるかがカギ」と技術戦を想定。「自分の中では日本タイトルという感覚はなく、阿部選手にどうやって勝つかしか考えていない」と必勝を誓った。

スパーを何度もした仲でもある古橋(左)と田村

 前座では日本S・バンタム級最強挑戦者決定戦も行われ、元日本王者の田村亮一(JBS)と古橋岳也(川崎新田)が激突する。田村が「明日は確実に勝つ」と勝利を宣言すれば、古橋は「向こうが引かなければ初回からバチバチいくつもり」と打撃戦に打って出る構え。好戦的な両者だけに激戦が期待される。

 また日本L・フライ級王座決定戦を芝力人(RK蒲田)と川畑嗣穂(ワタナベ)が争う。近大出身の芝、日体大出身の川畑はここまでともに無敗。芝は日本タイトル最強挑戦者決定戦の出場も決まっており、弾みをつけたいところだ。

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