2019年9月21日土曜日

谷口将隆が世界戦敗退から再起 日本挑戦権獲得 
オールKO勝ちの石澤はダウン奪うも及ばず

 後楽園ホール「DANGAN227」で行われた日本ミニマム級最強挑戦者決定戦は、同級1位の谷口将隆(ワタナベ)が同2位の石澤開(M.T)に3-0判定勝ち。2月にWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダール(比)に敗れた試合から再起した。日本王者は田中教仁(三迫)。

谷口(左)はスピードで試合を優位に進めた

◇日本ミニマム級最強挑戦者決定8回戦
谷口将隆(ワタナベ)[3-0(77-74×2、78-74)]石澤開(M.T)
 WBOミニマム級7位で、2月の世界初挑戦からの再起戦となるサウスポー谷口が、デビューから6戦6KO勝ち、初代日本ユース同級王者の石澤を迎えた。

 試合は初回からヒートアップ。ガードを固め、体を振りながら前に出る石澤の左フックで谷口がグラリ。石澤が間合いを詰めていくと、今度は谷口の左ストレートで石澤の腰が砕けた。その後は谷口がポジションをずらしながらリズムよくパンチを上下に散らし、石澤をコントロール。石澤は3回、ヒッティングで右目尻をカットした。

石澤は5回にダウンを奪ったが…

 パンチが当たらず苦しい石澤は4回に右をヒットするが、主導権は谷口が握ったままだ。しかし5回終了間際、石澤が右フックが炸裂すると谷口がダウンした。谷口にも余裕がなくなり、6回は激しい打撃戦になるが、谷口は左ボディアッパーで石澤はダメージを与えて再び優位に立った

 7回は谷口の強烈な左ストレート、左ボディアッパーが決まり、石澤はいつダウンをしてもおかしくない状態。それでも石澤は最終回に前に出たが、谷口が逃げ切った。スピードとテクニックの差を見せつけて勝利の谷口は12勝7KO3敗。最後まで闘志の衰えなかった石澤は6勝6KO1敗。

クドゥラは2回に連打で尹を崩した

◇ウェルター級8回戦
クドゥラ金子(本多)[KO2回3分9秒]尹文鉉(ドリーム)
 キャリア豊富な日本同級11位、尹は距離を取ったり、頭をつけたりして日本同級3位クドゥラの強打を封じにかかった。長期戦になるかと思ったのも束の間、クゥドラは2回、頭をつけた状態から右アッパーを皮切りに上下に強烈なコンビネーションを打ち込んで尹をキャンバスへ。尹は立ち上がったが、主審は10カウントを数えた。曲者を寄せ付けなかったクゥドラは無傷の11連勝8KOをマーク。35歳のベテラン尹は18勝4KO8敗3分。

粟田はタイミングを合わせてダウンを奪った

◇S・フェザー級8回戦
粟田祐之(KG大和)[KO2分57秒]荒木貴裕(JBS)
 上背のあるサウスポー粟田が初回、左をうまく合わせて日本S・フェザー級13位の荒木からダウンを奪った。荒木は2回終盤、右から距離を詰めて粟田に迫ったが、ここで粟田の左がカウンターで炸裂。荒木はキャンバスに落下し、立ち上がったものの10カウントとなった。粟田は12勝5KO6敗1分。ジム移籍第1戦を飾れなかった荒木は12勝4KO9敗。


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