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マルガリートの違法バンデージ見抜く

アメリカの名トレーナー、リチャードソン氏逝く
マルガリートの違法バンデージ見抜く

2020年7月25日 9時56分

 米国を代表するトレーナーでバーナード・ホプキンス、シェーン・モズリーらを指導したナージム・リチャードソン氏が24日朝亡くなった。2007年に心臓発作で倒れた後、回復したが、近年は闘病生活を送っていた。年齢は発表されていないが、56歳だったといわれる。

左がリチャードソン氏、教え子のモズリー、ホプキンスと

 フィラデルフィア出身のリチャードソン氏は14歳で家出しホームレスを経験しながらボクシングジムでトレーナーになった。才能が認められてブーイー・フィッシャー・トレーナーと別れた同郷のホプキンスを担当。最高齢王座獲得、防衛の記録をつくったホプキンスをサポートした。

 また09年にはウェルター級王者アントニオ・マルガリート(メキシコ)に挑戦したモズリーのチーフセコンドを務め、試合前、マルガリートのトレーナー、ハビエル・カペティーヨがバンデージの中に不正物(石こう)を入れたのを指摘。モズリーはKO勝ちで王座奪取。マルガリートとカペティーヨは処分を科された。その後もフロイド・メイウェザーらと対戦したモズリーを指導した。

 息子のロック・アレンはS・ライト級として15勝7KO無敗だったが、自動車事故でキャリアを絶たれた。ロックの双生児タイガー・アレンも交通事故でグローブを脱ぐ不運があった。信仰深いイスラム教徒として知られ、常に頭に帽子をかぶって仕事にあたった。

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