ヘビー級で4度世界チャンピオンになったイベンダー・ホリフィールドさん（56歳）が突如来日し、1日午後東京都内で記者会見を開いた。

　8月にはフロイド・メイウェザーが日本法人を設立したと明らかにしたばかりだが、こちらも「Holyfield Japan（ホリフィールド・ジャパン）」なる日本法人を設立。日本でもカジノが解禁されるのを機に、カジノ関連のイベントにボクシングやMMA、キックの選手を派遣したり、親しい有名音楽家を紹介するなどのビジネスを手掛けて行く意向を明らかにした。

　この日の会見ではボクシング関係者の姿はなかったが、日本の格闘技イベント会社と組んで来年春に開催される格闘技イベントでボクシングのエキシビションマッチ3ラウンドを予定しており、そのために準備しているという。

「諦めないことが大事。自分がリングに上がることで、みなさんに勇気を与えたい」と元チャンピオン。メイウェザーのように選手として現役復帰の考えがあるかという問いに「戻るつもりは全くない」と否定していた。会見後の写真撮影では、シャドーボクシングも披露するなど、元気なところをアピールしていた。

　またホリフィールドさんはチャリティ活動にも熱心で、台風被害が深刻な千葉県を訪れることも今回の来日の目的だという。