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井上拓真、尚弥の弟がプロ転向表明

2013年10月12日 16時07分

 日本L・フライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)の弟で、2011年インターハイ王者の井上拓真(神奈川・綾瀬西高3年)が12日、横浜市の大橋ジムで記者会見を開き、プロ転向を表明した。10月21日に後楽園ホールで公開プロテストを受験し、12月に予定されているデビュー戦に挑む。

左から父真吾トレーナー、尚弥、拓真、大橋会長

 拓真は幼少のころから兄尚弥とともに父真吾さんの指導を受けて成長。高校時代は1年生でインターハイを制したほか、全国高校選抜優勝、世界ジュニア選手権ベスト16など活躍し、アマ52勝14RSC5敗の戦績を残した。

 スーツ姿で記者会見に臨んだ拓真は「もともとプロ志望。夏のインターハイでいい経験(準優勝)ができてプロ転向を決意した。自分はボクサーファイターだけどファイターに近い。世界チャンピオンになって、だれが見ても面白いと思われるような試合をしたい」と抱負を述べた。

 兄の尚弥は「スパーリングをしていて、危ないと感じることがよくある。自分がデビューしたときよりレベルが高いと思う」と弟の実力に太鼓判。気の強い攻撃的なスタイルが拓真の持ち味だ。

 21日の公開プロテストでは、WBAフライ級6位の村中優(フラッシュ赤羽)がスパーリングの相手を務める。大橋秀行会長によれば、当初は兄弟でのスパーリングを提案するも「兄弟対決はよくない」(JBC)との理由で却下。ならばと世界王者の八重樫東に白羽の矢を立てたが「かんべんしてほしい」と拒否されたという。

 プロテストのスパーリングは勝敗を競うわけではないが、拓真にしてみれば人前で世界ランカーと拳を交えるのだから気持ちは高まる。「みんながわっと思うようなスパーリングをしたい」とやる気満々だ。

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