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12.23初防衛戦に向け“仮想バトラー”も来日

村田諒太「上下に打ち分け、たくさん手数出す」 
12.23初防衛戦に向け“仮想バトラー”も来日

2019年11月14日 17時16分

 WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が14日、同級9位スティーブン・バトラー(カナダ)を迎える初防衛戦に向けて都内のジムで練習を行った。試合は12月23日、横浜アリーナで開催されるトリプル世界タイトルマッチのメインとして行われる。

村田とパートナー。右から2人目がコピレンコ

 村田はこの日、スパーリングを行わなかったが、今回も海外からパートナーを呼び寄せ、10月28日から週3日のペースでスパーリングを行っている。最初に来日した2人はお役御免となり、今後はアドリアン・ルナ(メキシコ)、アイザイア・スティーン(米)、ビタリ・コピレンコ(ウクライナ)の3人とスパーを重ねていく。

 3人の中でも村田が期待を寄せるのは10日にパートナーに加わったコピレンコだ。「ガードがしっかりしていてジャブが多い。バトラーもジャブをしっかり打つ選手で、ジャブ対策はしないといけないと思っていた」と村田。スタイル的には最もバトラーに近いのだという。

ドラムミットにパンチを打ち込む村田

 コピレンコは今年5月、バトラーと拳を交えているのも心強い。試合は10回1-2判定負けながら、8回に左ボディでバトラーからダウンを奪うという内容。「バトラーはフィジカルが強いが、パワーとテクニックは村田のほうが上だと思う。試合は12ラウンドまでいかないんじゃないか」とコピレンコは話しており、今後はより具体的な情報を村田にもたらすことだろう。

 強い援軍もそろい、万全の準備を進める村田は「バトラーは前に出たら強いけど、逆にプレッシャーをかけられたら何もできないところがある。上下に打ち分けて、いっぱい手数を出して、プレッシャーをかけていきたい」。若くてKO率の高いバトラー戦に向けて試合のイメージはしっかりできているようだ。

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