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ノイナイと無念の5回負傷判定引き分け

尾川堅一 WBOアジア王座獲得ならず 
ノイナイと無念の5回負傷判定引き分け

2019年12月7日 20時44分

 IBF世界S・フェザー級3位の尾川堅一(帝拳)が7日、後楽園ホール「第591回ダイナミックグローブ」のメインに登場。WBO6位にランクされるWBOアジアパシフィック同級王者ジョー・ノイナイ(比)とのタイトルマッチ12回戦に挑み、5回2分7秒負傷判定度ドロー。ノイナイが防衛に成功した。

ドローの採点に喜んだのはノイナイ(左)だった

 2020年の世界挑戦を見据える尾川がWBOアジアパシフィック王者に挑んだ。立ち上がりはサウスポーのノイナイが果敢に左ストレートを打ち込んでいった。尾川も左フックを合わせたが、ノイナイの左ストレート、右フックが尾川の顔面をとらえるスタートだ。

 尾川は2回、ノイナイの動きに対応し、右のタイミングを合わせ始める。互いの頭がぶつかり、ノイナイが左目上部から出血した。尾川は3回、偶然のバッティングで今度は尾川は眉間をカット。激しく出血した。

尾川(左)は少しずつペースをつかんでいたが…

 4回に今度はノイナイが右目上部を新たにカット。出血が激しく、4回終了のインターバルでノイナイ陣営はレフェリーに抗議。そのまま5回はスタートしたが、途中でストップとなった。4回のノイナイの出血が試合続行不可能の要因となった。スコアは48-47でノイナイ、49-46で尾川、残りが48-48だった。4回終了時点で試合は成立する。

 尾川は24勝18KO1敗1分1無効試合。ノイナイは18勝7KO2敗2分。

尾川の話「1ラウンド、相手の前の手(右)は想定以下で反応できたけど、左ストレートは想定外で、やるなと思った。1ラウンドは取られたと思う。2ラウンドから頭を動かし始めたら、相手もやりにくそうになって、ペースをつかんだと思った。

(カットの影響を否定した上で)慎重になったのは確かで、単発、単発になってしまった。それでジャッジの見栄えも悪かったのかなと思う。ドローは悔しいですね。子供にベルトを約束していたし…」

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