【動画あり】大みそかV1戦の井岡一翔が公開練習
五輪2大会金 ラミレスのアシスト受ける
2019年12月26日 14時52分
2019年12月25日 16時37分
大みそかに大田区総合体育館で開催されるトリプル世界タイトルマッチの事前行事が25日スタート。初日は羽田空港国際線ターミナルでフェイスオフイベントが行われ、メインに出場するWBO・S・フライ級の井岡一翔(Reason大貴)、WBOフライ級の田中恒成(畑中)、WBO女子S・フライ級の吉田実代(EBISU K’s BOX)の3王者と2人の挑戦者が顔をそろえた。
指名挑戦者ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)と初対面した井岡は「(2ヵ月のラスベガス合宿で)彼の戦い方を研究して、試合に向けて策を練ってきた。(シントロンは)オリンピックに2度出場して、プロでも負けていない素晴らしい選手。初防衛戦で対戦できるのは楽しみ」と抱負を口に。
8月に第1子、磨永翔(まなと)ちゃんが誕生、父親になって初めてのリングとなるだけに「必ず勝つ姿を見せたい」と言葉に力を込めた。
スポーツウェアの井岡に対し、ジャケットでおしゃれに決めたシントロンは「体調はパーフェクト。井岡には敬意を表しているが、ベルトを獲るために日本にやってきた」とさわやかな笑顔で語った。
また、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長が井岡と田中の対戦を望んでいること、復活した元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が井岡への挑戦を望んでいることに関して質問が出たが、井岡は「今はシントロン戦に集中している。勝てば一対戦相手候補として可能性はある」と話すにとどめた。
田中は挑戦者ウラン・トロハツ(中国)とフェイスオフ。このイベントのために名古屋から駆け付けたという田中は「大みそかに向けてこういうイベントがあるのはいいこと。自分はつまらない試合は間違いなくしないので、試合をみてほしい」とアピール。名古屋にとんぼ返りした。
世界初挑戦のトロハツは「田中は素晴らしい選手だが、私にも自信がある」とコメント。無敗の3階級制覇王者、田中に初黒星をなすりつけようとアップセットに意欲を見せた。
もう一人のチャンピオン、“戦うシングルマザー”吉田は挑戦者シー・リーピン(中国)が来日していないため一人になるはずのところ、長女の実衣菜ちゃんを連れて登場。愛娘の「勝ってほしい」の声援に「しっかりした内容で初防衛をはたしたい」と答えた。
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