“戦うシングルマザー” 吉田実代が初防衛成功
2019年12月31日 16時51分
2019年12月31日 15時02分
WBOアジアパシフィックS・バンタム級王座決定戦は、日本同級王者でWBC8位にランクされる久我勇作(ワタナベ)がジュンリエル・ラモナル(比)に1回1分24秒KO負け。日本王座からのステップアップに失敗した。
ラモナルは10月、世界ランカーの和氣慎吾(FLARE山上)を撃破して勢いに乗っていた。久我はスタートからジャブ、左ボディを決めて好スタートを切ったかに見えたが、1分すぎにラモナルの右フックがカウンターとなって久我に炸裂。コーナーに派手に崩れ落ちた久我は、辛うじて立ち上がったもののダメージが深刻で10カウントとなった。
久我は18年7月、日本王座を和氣に奪われて以来、4試合ぶりの黒星。試合後の控え室では「1ラウンドは様子を見て、相手の打ち終わりに合わせようと思っていた。何をもらったかは覚えていない。パンチはあると思っていたので、序盤は気を付けようと思っていいたけど…」とコメント。落ち着いた口調ながら「覚えていないな」と繰り返した。戦績は19勝13KO3敗1分。
和氣戦に続いて日本の実力者をキャンバスに沈めたラモナルはリング上でフィリピン国旗を振り回しながら大喜び。戦績は17勝10KO8敗6分。
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