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キャリア初判定勝ちに「悔しいです!」

竹迫司登がOPBF王座獲得でミドル級2冠王者 
キャリア初判定勝ちに「悔しいです!」

2020年1月18日 21時10分

 OPBFミドル級タイトルマッチが18日、後楽園ホール「第592回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、日本同級王者で挑戦者1位の竹迫司登(ワールドS)が王者の細川チャーリー忍(金子)に3-0判定勝ち。細川は初防衛に失敗した。

竹迫(右)は最後まで右をよく当てた

 細川は昨年10月、一度はドローに終わった太尊康輝(角海老宝石)との再戦を制して2度目のOPBF王座を獲得。初防衛戦で日本タイトルを3度防衛している無敗の竹迫を迎えた。

 距離を取りながらジャブを突く細川に対し、竹迫はワンツーから強烈な左ボディアッパーを打ち込んで先制。竹迫は左ボディを初回に何発か決め、細川をボディで崩そうとという意思が明確だ。細川はガードを固めて距離を詰め、右をダブルで打ったり、ボディを打ったり、離れ際を狙ったり、正統派の竹迫のリズムを崩そうと試みた。

 両者の距離が近づいても、竹迫は右を打ちおろし、左ボディを突き上げ、対角線で細川を攻めた。細川は竹迫のパンチをブロックしながら反撃のチャンスをうかがうものの、常に先手を取られて苦しい展開。4回終了時の採点は40-36×3で竹迫がリードした。

 竹迫は5回、さらに左右のボディ攻撃を加速。35歳の細川はパンチをもらっても平気なタフネスぶりはさすがだが、攻めようとするとクリンチになってしまい、攻撃の糸口を見つけられない。竹迫はクリンチに悩まされながらもパワーパンチを打ち続け、8回終了時には80-72×3とリードを広げた。

 終盤は細川が強打で盛り返そうとしたものの、竹迫がペースを落とさずに攻めて、流れは変わらない。竹迫は最後まで攻めてゴールテープを切った。

竹迫の話「いつもみたいな激しい試合をお見せしたかったですけどお見せできず悔しいです。倒したかったです。僕の目標は世界チャンピオンです。厳しい階級ですが、無理だとは思っていません。少しずつでも前に進んでいきます」。キャリア初判定勝ちの竹迫は11勝10KO1分。細川は12勝11KO5敗1分。

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