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無名ロサリオが番狂わせ S・ウェルター級2冠奪取

2020年1月19日 14時21分

 米フィラデルフィアのリアコウラス・センターで18日(日本時間19日)行われたWBA“スーパー”・IBF世界S・ウェルター級統一タイトルマッチは番狂わせ。挑戦者5位ジェイソン・ロサリオ(ドミニカ共和国=24)が2冠を保持するジュリアン・ウィリアムス(米=29)に5回1分37秒TKO勝ち。世界初挑戦でベルトを巻いた。フィラデルフィア出身のウィリアムスは初防衛に失敗した。

ロサリオ(右)は5回にウィリアムスを仕留めた

 初回、右を巧打して好調な出足だったウィリアムスに2回、ロサリオの左ジャブがヒット。ウィリアムスは左マブタから出血する。このラウンド優勢に進めた挑戦者に対しウィリアムスは3、4回、右を決めて盛り返す。

 しかし5回、ビッグパンチを放つロサリオがダメージを与え王者をのけ反らせる。抱き着いてピンチを脱しようとしたウィリアムスはスリップダウン。だが起き上がるとロサリオの右アッパーから左フックでロープに崩れ落ちストップがコールされた。

アップセットを完遂して雄たけびを上げるロサリオ

 直前の賭け率で17-1と不利を予想されたロサリオは涙を流しながら勝利の余韻に浸った。新王者は20勝14KO1敗1分。一方まさかのストップ負けのウィリアムスは27勝16KO2敗1分1無効試合。「(出血で)視界が少し遮られたけど言い訳はしない。カムバックする」と語った。

コルバート(左)は曲者コラレスを退けた

 セミ格で行われたWBA・S・フェザー級暫定王座決定戦は、同級3位位クリス・コルバート(米)が10位ジェスレル・コラレス(パナマ)に12回3-0判定勝ちした。

 試合はニューヨーク・ブルックリンが地元のコルバートが日本で内山高志に2度勝ったサウスポーのコラレスと技術戦を展開。10回に右でダウンを奪ったコルバートが終盤スパートしてゴールイン。スコアカードは116-111に117-110×2でコルバートの手が上がった。新王者は14勝5KO無敗。WBA“スーパー”王者レオ・サンタクルスとの対戦を望んでいる。元WBA“スーパー”王者コラレスは23勝9KO4敗1無効試合。Photos/SUMIO YAMADA

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