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強打不発で堤聖也とドローも優勢点で優勝

中嶋一輝が山中慎介バンタム級T初代王者に 
強打不発で堤聖也とドローも優勢点で優勝

2020年1月28日 21時34分

 元WBC世界バンタム級V12王者の山中慎介さんがアンバサダーを務める「山中慎介presents GOD’S LEFT バンタム級トーナメント」決勝が28日、後楽園ホールで行われ、日本バンタム級6位の中嶋一輝と日本S・フライ級18位の堤聖也(角海老宝石)はドロー。優勢点で中嶋がトーナメント王者となり、優勝賞金100万円をゲット。山中さんから高級腕時計を贈られた。

互いに譲らなかった中嶋(左)と堤

 スイッチを得意とする堤がサウスポー・スタイルで中嶋の強打を封じにかかった。よく動いて的を絞らせず、踏み込んでジャブを出し、中嶋をかく乱する。2連続初回KO勝ちの中嶋は狙いすぎか、手数がなかなか伸びない立ち上がりとなった。

 堤は距離をキープしながらジャブ、左ストレーをボディに、時折踏み込んでパンチをまとめるボクシング。ダメージを与えるような攻撃はないが、中嶋のリズムを完全に狂わせる。4回に左フックを決め、コンビネーションもまとめて会場を沸かせた。

 ピッチのアの上がらない中嶋は5回、ようやく堤をつかまえて左右の強打をガードの上から叩き込む、堤も再び足を動かして中嶋に追撃を許さない。中嶋は6回も攻めの姿勢を見せたが、堤も右フックを決め返して対抗。中嶋は堤のパンチで左目じりから出血した。

 堤は7、8回、中嶋の強打をブロックしながら足を止めず、近づいてはコンビネーションをまとめるボクシング。中嶋は左ボディを打ち込んで攻勢をアピールした。芦屋大出身の中嶋は8勝7KO1分。「ドローなんでめちゃくちゃ悔しい」が第一声だった。平成国際大出身の堤は5勝4KO1分。

中嶋の話「やりにくかった。ジャブでプレッシャーをかけてまとめようと思ったけどうまくいかなかった。力みすぎた」

堤の話「右フックを警戒して、それはガードできたけど、あと半歩の勇気がなかった」

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