元3階級制覇王者リナレス 今週末アナハイム登場
世界王座返り咲きのステップとなるか
2020年2月12日 18時15分
2020年2月12日 16時35分
あす13日後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインは日本ライト級タイトルマッチ。日本ボクシングコミッションで行われた前日計量は、王者の吉野修一郎(三迫)と指名挑戦者の富岡樹(REBOOT.IBA)がともにリミットの61.2キロで合格した。
元トップアマの吉野はデビューから11連勝(9KO)をマークし、現在は7連続KO勝ち。昨年10月にはハルモニート・デラ・トーレ(比)との王座決定戦を制し、WBOアジアパシフィック王座とOPBF王座をコレクションに加えた。いま最も勢いに乗っているチャンピオンの一人と言えるだろう。
今回が5度目の防衛戦で、WBO13位、WBC15位にランクインしたこともあり、今回の試合を日本王座の卒業試合と位置付ける。「だれでもいいのでむこうで試合がしたい。アメリカでやって日本の吉野修一郎の名前を知らしめたい。サムライと言わせたい」というのが現在の本心だ。
そのためにはまず富岡を下すことが絶対条件。そのことを十分に理解している吉野は「リーチもあるし、ボディバランス、スピード、なかなか日本人にはいないタイプだと思う」と富岡を高く評価し、アマチュアのトップ選手とスパーリングを重ねた。
そうして準備をした上で、世界に近づくことを強く願う王者は「圧倒的な内容で勝つだけ」と力の差を見せつけるつもり。未来への扉をこじ開けようという意欲に満ちている。
一方、長身の技巧派ボクサー、22歳の富岡(7勝2KO2敗1分)はこれが18年7月のOPBF王座挑戦に続くタイトルマッチ。今回の試合に向けては3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)と3度スパーリングをして、「自分のスピードが通用した。自信になった」と手ごたえを感じ、「今回は下がるという今までのイメージとは違う富岡樹を見せる」と自信がみなぎる。
無敗のチャンピオン吉野についても「みんな吉野さんをすげーと言うけど、過大評価されていると思う。たいした相手とやっていない」とバッサリ。「あした、ほしいものがすべて手に入ると思うとワクワクして興奮してくる」と終始強気な姿勢を崩さなかった。
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