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プラント故郷で凱旋防衛 IBF・S・ミドル級V2

2020年2月16日 16時02分

 15日(日本時間16日)カントリーミュージックの本場、米テネシー州ナッシュビルで行われたIBF世界S・ミドル級タイトルマッチは、王者カリブ・プラント(米)が指名挑戦者ビンセント・フィーゲンバッツ(ドイツ)に10回2分23秒TKO勝ち。ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)から奪ったベルトの2度目の防衛に成功した。

防衛成功のプラント(右)は統一戦を目標に掲げた

 プロ20戦目で初の凱旋試合となったプラントが左ジャブから左右アッパーを交えたコンビネーションで攻め立て序盤から優位に立つ。3回、ジャブでフィーゲンバッツを一瞬棒立ちにさせたプラントは会場の声援を背にリードを広げる。元WBA同級暫定王者のフィーゲンバッツは王者のスキルとスピードの前に突破口が見つからない。

 鼻血が流れる挑戦者に8回終了間際、左アッパーを見舞ったプラントは9回、ワンサイドにドイツ人を追い込む。次の10回、仕上げとばかりに連打を上下に見舞うと手が出なくなった挑戦者をレフェリーが救った。

 祖父、父、妻に囲まれてインタビューを受けたプラントは今年の目標にWBC王者デビッド・ベナビデス(米)との統一戦を挙げた。20勝12KO無敗。フィーゲンバッツは31勝28KO3敗。Photo/SUMIO YAMADA

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