S・バンタム級ナバレッテ ヘビー級前座でV5戦
ターゲットは統一戦 階級アップも視野
2020年2月21日 11時23分
2020年2月20日 17時51分
元日本、OPBFフェザー級王者で、トレーナーとしてエディタウンゼント賞も受賞した松本好二氏の長男、松本圭佑(20歳)が大橋ジムからプロデビューすることになり、20日に横浜市のジムで記者会見を開いた。
東農大の2年生だった松本は昨秋、全日本選手権の関東予選で敗れ、東京オリンピック出場が遠のいた。大学を続けるか、プロ入りするか悩み、ジムの大先輩である井上尚弥に更衣室で打ち明けたところ、「早くしたほうがいいよ、と言ってもらった」。これでプロ入りに気持ちが大きく傾き、11月の井上vs.ドネア戦を見て決意を固めたという。
小学校時代から大橋ジムに通って腕を磨いた。それでも小学校3年生になるまでは、大橋秀行会長が盛んにすすめても、ボクシングをかたくなに拒否していたというから意外。「運動会で悔しい思いをして、夏休みだけやることにした」というきっかけでグローブを握り、その後はU-15全国大会で5連覇するなどして注目を集めた。
高校時代は東京オリンピックを目指すライバルの堤駿斗(東洋大)の壁もあって全国大会優勝は一度のみ。それでも大橋会長は「圭佑が泣き言や、判定への不満を口にしたことは一切ない。負けても次の日から練習する。精神的な強さはずば抜けていると思う」と松本を評した。アマチュア戦績は95戦80勝30RSC15敗。
父の松本トレーナーは現役時代、3度世界挑戦しながらベルトには手が届かなかった。会見に同席した同トレーナーは「息子に夢を託すという考えはない」と話したが、松本は「それはめちゃめちゃモチベーションになっている。(父が負けた映像を見て)息子ながら悔しい思いもあった。父を超えるにはイコール、世界チャンピオンになること」と言葉に力を込めた。
トレーナーとして川嶋勝重、八重樫東ら世界王者を育てた松本トレーナーは「自分は息子を谷に突き落とすことができないタイプ」としながらも、息子2人を世界王者に育てた井上真吾トレーナーにアドバイスを求めながら、長男と二人三脚で世界王者を目指す。
松本は身長175センチのボクサーファイター。プロではS・バンタム級を主戦場にする予定。B級プロテストは3月11日、前日にプロ入りを発表した中垣龍汰朗とスパーリングを行い、デビュー戦は5月28日になる見込みだ。
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