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三迫ジム 38年ぶりの世界王者誕生に意欲

3.3世界戦の田中教仁 決戦の地タイに出発 
三迫ジム 38年ぶりの世界王者誕生に意欲

2020年2月26日 10時20分

 3月3日タイのナコンサワン市でWBA世界ミニマム級“スーパー”王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に挑戦する前日本同級王者の田中教仁(三迫)が26日、成田空港発の便でバンコクに飛び立った。

左から鈴木トレーナー、田中、若手の狩俣

 空港で取材に応じた田中は世界初挑戦、初めて海外に行くという割にはリラックスしたムード。妻にパックご飯やおかゆを用意してもらい、子どもたちから激励の手紙を渡された35歳のパパは「寒いのが嫌いなので、早くタイに入りたい」と笑顔で話し、コンディションの良さを感じさせた。

 日本王者5人を有し、今年のチャンピオンカーニバルに7人出場している三迫の仲間からは寄せ書きの入った日の丸を渡された。輪島功一、三原正、友利正という世界王者を輩出した三迫ジムだが、1982年の友利以来、世界タイトル獲得はない。

「今は多くの選手が(世界戦の)ネクストサークルに入っている。自分が獲るので必ずついてきてほしいと伝えた」と田中。勝ってジムの新たな歴史を作るというのも大きなモチベーションだ。

 何度も言われていることだが、日本人選手のタイでの世界タイトルマッチは24敗1分(江藤光喜の暫定タイトル獲得を除く)。試合当日の気温は35度まで上がるとの予想もあある。それでも田中は「相手も同じ」と意に介さず、「タイは嫌な場所じゃないということを他のジムの選手にも示したい」と意気軒高。全身に活力をみなぎらせ、タイに旅立った。

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