2020年4月7日火曜日

元2階級制覇王者、粟生隆寛が引退を表明

 元WBCフェザー級、WBC・S・フェザー級王者の粟生隆寛(帝拳)が6日、自らのSNSで引退を表明した。6日は粟生の36歳の誕生日だった。

粟生(左)は09年、ラリオスを下して世界王者となった

 粟生はインスタライブで涙ながらに「36歳になりましたし、ひと区切りをつけるのもいいタイミング」と引退を宣言。新型コロナウイルスの影響でジムが閉鎖していることもあり、SNSで引退を発表した理由を説明し、今後については後進の育成に興味を示した。

 粟生は千葉・習志野高で史上初の高校6冠を達成し、高校を卒業した2003年に帝拳ジム入り。鳴り物入りの大型ルーキーとしてデビュー当初から注目を集め、抜群のテクニックを武器に白星を重ねた。07年に梅津宏治を下して日本フェザー級王座を獲得。09年3月、一度は1-2判定で敗れたオスカー・ラリオス(メキシコ)との再戦を制してWBCフェザー級王者となった。

タイベルトを下して2階級制覇達成

 初防衛戦に敗れたのち、10年11月にビタリ・タイベルト(ドイツ)からWBC・S・フェザー級王座を奪って2階級制覇を達成。3度防衛後、12年10月にガマリエル・ディアス(メキシコ)に敗れて無冠となった。

12年4月に同門の山中とダブルで世界王座防衛

 15年5月、アメリカで体重超過のライムンド・ベルトラン(メキシコ)と空位のWBOライト級王座を争って破れたが、その後ベルトランのドーピング違反が発覚してこの一戦は無効試合となる。

 その後はけがもあって低迷。18年3月、2年10ヵ月ぶりのリングに立ち、ノンタイトル戦でディアスに雪辱した試合がラストファイトとなった。粟生はSNSで「期待してくれていた人に申し訳ない気持ちでいっぱい」と語ったが、キャリア終盤のことを指しての発言だろう。生涯戦績は33戦28勝12KO3敗1無効試合。


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