2020年4月28日火曜日

6階級制覇パッキャオ「無観客試合は考えられない」 
スター選手はゲート収入も莫大

 6階級制覇王者で現WBAウェルター級スーパー王者のマニー・パッキャオ(比=写真)が最近話題となっている無観客試合に否定的な見方を示した。フィリピンのマニラ・ブレティン紙に語っている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、スポーツイベントは軒並み中止に追い込まれている。こうした状況で、テレビやネットによる中継だけの無観客試合、または観客を大幅に縮小した形のイベントが模索されているが、同紙のインタビューでパッキャオは自らが無観客の状態で試合をする考えを否定した。

 パッキャオの最新試合は昨年7月のWBAスーパー王者キース・サーマン(米)戦。ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナの観衆は1万1400人だった。2010年3月にカウボーイ・スタジアム(現AT&Tスタジアム)で行われたジョシュア・クロッティ(ガーナ)戦は3万7000人、同年11月には同じ会場にアントニオ・マルガリート(メキシコ)を迎えて4万2000人を集めた。

 2015年のフロイド・メイウェザー(米)戦の観衆は1万6000人(MGM)で、ゲート収入はなんと7000万ドル(約84億円)。メイウェザー戦の数字は突出しているとはいえ、絶大な人気を誇るパッキャオにとって無観客試合はあり得ないのだろう。

 トップランクのボブ・アラム氏はスタジオファイトとも言える無観客での興行再開に言及しながらも、タイソン・フューリー(英)vs.デオンテイ・ワイルダー(米)のようなビッグマッチの開催は、無観客ではあり得ないとも話している。興行が再開しても、スター選手同士の対決が実現するまでには少し時間がかりそうだ。

 なお、パッキャオの次戦に関してはさまざまな情報が駆け巡っているが、今のところ開催時期、対戦相手ともに決まっていない。


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