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夫亡き後もボクシング界の発展に貢献

訃報 比国伝説“フラッシュ”エロルデの未亡人死去 
夫亡き後もボクシング界の発展に貢献

2020年5月4日 17時45分

 フィリピンの伝説ボクサー、ガブリエル“フラッシュ”エロルデ(写真)の未亡人ローラさんが3日、同国で亡くなった。92歳だった。死因は老衰とみられ、家族に見守られて息を引き取った。フィリピン紙、アメリカのザ・リングなどが伝えている。

 1927年生まれのローラさんは、フィリピンの殿堂入りプロモーターであり、日本、タイ、韓国と深く交流したロペ・サレアル氏の娘。学校の教師をしていた1954年、父がプロモートしていたエロルデ氏と結婚した。

 エロルデ氏はWBA・J・ライト級王座を10度防衛するなど1960年代を中心に活躍したフィリピンの歴史的な選手。沼田義明ら日本選手とも数多くの好勝負を演じた。現役引退後はプロモーターを務め、85年にがんにより49歳で死去した。93年に国際ボクシング名誉の殿堂入りをはたしている。

 エロルデ家は7人の子どもに恵まれ、その多くがボクサーになったり、ボクシング・ビジネスに参画したりした。リング誌によると、ローラさんも83年から2010年までボクシング・ビジネスに携わり、彼女らが手掛けたイベントにのちに世界王者となるルイシト・エスピノサ、ジェリー・ペニャロサ、モーリス・イーストが出場したという。

 孫のフアン・ミゲル・エロルデは世界ランカーで、昨年9月、WBO・S・バンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)に挑戦し、4回TKO負けしている。

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