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世界が期待のクロフォードvs.スペンスJr

“伝説王者”レナード氏 ウェルター級頂上対決実現せよ 
世界が期待のクロフォードvs.スペンスJr

2020年6月2日 11時43分

 世界中のファンが待ち焦がれながら、なかなか実現しない試合の一つがウェルター級王者対決、テレンス・クロフォード(米)vs.エロール・スペンスJr(米)だ。1980年代にウェルター級王者として絶大な人気を誇ったシュガー・レイ・レナード氏が両雄の試合実現を求める声をESPNに寄せている。

スペンスJr(左)とクロフォード

 WBO王者のクロフォードはリング誌のPFPランキング4位、WBC・IBF王者スペンスJrは同6位で、両選手による頂上対決を求める声は大きい。しかしクロフォードがトップランク傘下、スペンスがPBC傘下という事情もあり、交渉はなかなか進展しないのが実情だ。

 これに関してレナード氏は「私は楽観的だ」と前置きした上で、「今の時代の選手はビジネス感覚に優れている。お金を儲けること。この試合はファンのためだけでなく、彼らのためにも実現すべきだ」と強調した。

 さらにレナード氏はクロフォードvs.スペンスJrが実現することで、ウェルター級が活況を呈するとも指摘。クロフォード、スペンスJr、前WBC王者ショーン・ポーター、前WBA王者キース・サーマンの名前を挙げ、限られた時間の中で最高のタレントをどのように組み合わせるかの重要性について語った。

 レナード氏は80年代に、ロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズ、マービン・ハグラーとしのぎを削り、“黄金の中量級時代”をつくったのはだれもが知るところ。4選手はそれぞれ最低1回以上対戦し、一時代を気づいた“カリスマ”モハメド・アリの去ったリングを盛り上げた。

 その経験があるからこそ、クロフォードvs.スペンスは絶対にやるべしの立場で、さらには他のライバルも巻き込んでウェルター級黄金時代をつくることを推奨するのだ。

 トップランクのボブ・アラム氏はこの試合実現に前向きで、遅くとも来年には実現させたいと発言している。WBAスーパー王者のマニー・パッキャオ(比)も巻き込めば、エキサイティングな組み合わせがいくつもできそう。アラム氏の手腕に期待だ。

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