バンタム級で主要4団体の上位につけるジェーソン・モロニー（豪）が今月25日に予定しているトップランク興行で対戦相手が変更に─。当初予定されていたオスカル・ネグレテ（コロンビア）が負傷。代わってレオナルド・バエス（メキシコ＝18勝9KO2敗1無効試合）が抜擢される模様だ。ESPNが伝えている。

　双子の弟アンドリューがWBA･S･フライ級“レギュラー”王座に就くモロニーはバンタム級でWBA3位、WBC4位、IBF4位、WBO5位につける。トップランクと契約し、4月25日、井上尚弥（大橋）とジョンリール・カシメロ（比）のバンタム級3団体統一戦の前座でラスベガス・デビューをする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で流れた。

　4月25日の試合はジョシュア・グリア（米）とのWBO挑戦者決定戦が組まれていたが、今回はイベント自体が再開して間もない試運転の時期ということもあり、それぞれ対戦相手は変更。モロニーにしてみるとこれで3度目の対戦相手変更ということになる。

　それでもモロニーは「対戦相手は変わったけど最高の準備ができているし、世界中のだれとでも戦う」とボクシングシーンにコメント。井上を頂点とするバンタム級で存在感をアピールしようと燃えているようだ。