無冠ベナビデスTKO勝ち WBC・SM級は空位のまま
WBAライト級暫定戦 ロメロ幸運な戴冠
2020年8月16日 16時45分
2020年8月16日 14時46分
いまから79年前の1941年の8月16日は、米ウィスコンシン州ミルウォーキーのジュノー・パークで開かれた試合、トニー・ゼール(米)vs.ビリー・プライヤー(米)が観客数13万5000人をマークした日として知られている。
NBA世界ミドル級王者ゼールがプライアーと行ったノンタイトル戦で、ビール会社のパブストがスポンサーとなり無料で会場を開放。試合はゼールが9回KO勝ちした。主審を務めたのは、元世界ヘビー級王者のジャック・デンプシーだった。
ゼールはのちに映画『傷だらけの栄光』のモデルとなったロッキー・グラジアノと3度にわたる激闘(2勝1敗)を演じ、さらに名声を高めた。
ほかにも多くの観客を集めた試合に目を向けてみると―。
有料観客試合の世界最高記録は1993年2月20日、メキシコシティのアステカスタジアムで行われたフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)とグレグ・ホーゲン(米)のWBC世界J・ウェルター級タイトルマッチ。13万6000人を記録した。
ちなみにこの興行は、前座でWBC・J・ライト級王者アズマー・ネルソン(ガーナ)、WBC・J・ミドル級王者テリー・ノリス(米)、WBA・S・ミドル級王者マイケル・ナン(米)が防衛戦を行ったほか、世界王者になる前のフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)、ジェラルド・マクラーレン(米)らが出場した超豪華イベントだった。
ゼールvs.プライヤーで主審を務めたデンプシーは1926年9月26日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアのセスキセンテニアル・スタジアムで行われたジーン・タニー(米)との世界タイトルマッチで12万人を動員している。
ほかには、1996年7月6日、マニラのルネタ公園で行われたWBCフェザー級王者ルイシト・エスピノサ(比)がセサール・ソト(メキシコ)を迎えた防衛戦は25万人を動員したと伝えられるが、さまざまな数字が残されており、純粋な観客数としてはそこまでいなかったのではないかと思われる。
最近でいえば、2017年4月29日、英ロンドンのウェンブリースタジアムに8万8000人の観衆が集まった。ヘビー級統一戦、アンソニー・ジョシュア(英)がウラジミール・クリチコ(ウクライナ)を下した試合。わずか3年前だから読者もよく覚えているところだろう。
それにしてもなんとも景気のいい話―。コロナ禍が明け、再び試合会場に満員の観衆があふれることを願うばかりである。
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