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ラストファイト宣言の戸髙達 無念の3回棄権
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2020年8月19日 水曜日

ホープ山内涼太 WBOアジア・フライ級王座獲得 
ラストファイト宣言の戸髙達 無念の3回棄権

 WBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦が19日、後楽園ホール「SLUGFEST」のメインで行われ、同級4位の山内涼太(角海老宝石)が同5位の戸髙達(レパード玉熊)に3回終了TKO勝ち。新チャンピオンに輝いた。決定戦は前王者、阪下優友(引退)の王座返上によるもの。

山内は3回、右アッパーでダウンを奪った

 世界ランキングでWBA3位につける山内と、この試合をラストファイトに位置づけた戸髙の一戦。下馬評は山内に有利だけに、戸髙がどう戦うかが注目された。

 ジャブを突いてきれいに試合を組み立てようとした山内に対し、戸髙はガードを固めて前進。ボディ打ちから左右のフックを山内に見舞う気持ちのこもった立ち上がり。山内は右を外側からかぶせたり、ボディを打ったり、試合は初回から白熱した。

 戸髙は2回も攻めた。左右のフックを上下に打ち分けて有効打を奪うと、山内もこれに応戦し、戸髙が望む乱打戦に試合は突入するかにも思えた。しかし迎えた3回、山内の右アッパーが決まって、戸髙はこらえきれずにダウン。立ち上がったものの、3回終了時に青コーナーが棄権を申し出た。

ベルト獲得の山内と阿部トレーナー

 初タイトル獲得の山内は7勝6KO1敗。昨年、日本L・フライ級王座決定戦に敗れた戸髙は悲願のタイトル獲得ならず。10勝4KO4敗4分。

山内涼太の話「安心しました。ボクシングをやっていた中で初めて形になったんで。ちょっと泣きそうになりました。 (戸髙は)思った通り頑丈で、パンチも硬くて、ちょっと長い戦いになると思ったけどラッキーでした。(ダウンを取ったときは)なんか相手が痛そうに一瞬したので、ここはいこうと思いました。 世界挑戦については? 今日の内容じゃ会長もめちゃめちゃ怒っていたので…。まずはパンチをもらいすぎることを直して、最初から最後まで自分のペースで戦えるようにしたい。がんばります」

力石(右)は粕谷とのランカー対決に勝利

◇ライト級8回戦
力石政法(緑)[3-0(78-74×2、79-74)]粕谷雄一郎(角海老宝石)
 日本同級6位のサウスポー力石がカウンターを狙い、日本同級9位の粕谷がジワジワと圧力をかけた。前半はともに相手を警戒してか手数が少なく、アクションの起きない展開となった。4回に粕谷が圧力を強めると、力石の左カウンターが少しずつ決まるようになる。粕谷は6回に右フックを決めたが、懐の深い力石をとらえきれない。両者は7回に打ち合い、8回は再び力石が左カウンターを決めて勝利した。

 7月に日本L・フライ級王者となった兄の矢吹正道(緑)に続き、兄弟で王者を狙う力石は8勝4KO1敗。なかなかエンジンのかからなかった粕谷は13勝4KO3敗2分。

アオキは5回に攻め込んでTKO勝ち

◇S・ライト級8回戦
アオキクリスチャーノ(角海老宝石)[TKO5回2分49秒]木村文祐(JM・加古川)
 日本同級6位のアオキが初回から手数で上回った。アオキはクリンチに悩まされながらも徐々に連打をまとめて攻勢をアピール。5回、アオキが左ボディを効かせて畳みかけたところで、主審がストップを宣告した。アオキは15勝11KO8敗2分。ストップに不満顔だった木村は9勝6KO6敗1分。

◇S・フェザー級6回戦
大久保海都(寝屋川石田)[TKO4回1分24秒]谷本涼(角海老宝石)

◇ミニマム級6回戦
山本智哉(角海老宝石)[2-0(58-57、58-56、57-57)]伊佐春輔(川崎新田)

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