ヘビー級のベスト・プロスペクトの呼び声高いダニエル・デュボア（英＝写真）が明日29日（日本時間30日）ロンドンのBTスポーツのスタジオで今年の第1戦に臨む。

　28日に行われた計量でデュボアはキャリア最重量の244ポンド（110.68キロ）を計測。相手のリカルド・スナイダー（オランダ）は215ポンド（97.52キロ）をマーク。試合はデュボアが保持するWBOインターナショナル・ヘビー級王座が争われ、12回戦で行われる。

　デュボア（14勝13KO無敗＝22）は昨年、最新試合の藤本京太郎（角海老宝石）の2回KO勝ちを含め5連続KO勝ち。ランキング最高位はWBOの3位。コロナ危機の前に英国のライバル、ジョー・ジョイスとのサバイバルマッチが締結。7月に同スタジオで3回KO勝ちを収めたジョイス同様、明日の試合は対決前の前哨戦と位置づけられる。

　当初あすはエリック・プフェイフェル（ドイツ）がデュボアの相手を務める運びだったが健康診断でアウト。急きょスナイダーが抜擢された。スナイダー（18勝8KO1敗＝26）はこれまでクルーザー級でキャリアを送り昨年ヘビー級に転向。デュボアの強打が炸裂する可能性が高いと見られる。

　明日は米国でもESPNが中継を予定。デュボアにとっては本場で名を売るチャンスとなりそうだ。