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ロマゴンとエストラーダの統一戦阻止に全力

クアドラス闘志満々 10.23王座返り咲き狙う 
ロマゴンとエストラーダの統一戦阻止に全力

2020年10月6日 16時13分

 今月23日、メキシコシティでWBC世界S・フライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に挑戦する元WBC同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ=写真)が王座返り咲きに燃えている。ESPNデポルテスが元王者の声を伝えた。

 帝拳プロモーションと契約し、日本でも6試合しているクアドラスはWBC王座を6度防衛したのち、2016年9月にローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)に敗れて王座陥落。今回の試合で4年ぶりの世界王座返り咲きを狙っている。

 エストラーダとは17年9月の「SUPER FLY」で拳を交え、技術戦を展開しながら終盤の10回に痛恨のダウンを喫して判定負け。スコアは3者ともに114-113と1ポイント差だったから、クアドラスはさぞ悔しかったことだろう。

 ESPNデポルテスの取材にクアドラス(39勝27KO3敗1分)は「私は長い間“ガジョ”エストラーダとの再戦を待っていた。またWBC王者になれるチャンスが与えられてうれしい」とチャンス到来を歓迎した。

 一方でクアドラスの存在を無視するかのように、ファンとメディアの間では、同じ23日のリングで防衛戦を行うロマゴンことWBA同級スーパー王者ゴンサレスとエストラーダの統一戦を期待するムードができあがっている。

 これについてクアドラスは「チョコラティート(ロマゴン)とエストラーダが再戦すると思っている人たちはその可能性を捨てることになるだろう。エストラーダには道ばたにとどまってもらう」と主役交代を力強く宣言した。

 3年前の試合は、前半にリードしたものの徐々に減速してしまい、10回のダウンがポイントに大きく響いた。この反省を生かし、今回は3人のパートナーと10から12ラウンドのスパーリングを重ね、自分のリズムでプレスをかけながら12ラウンド戦えるコンディションを作り上げたという。

 日本にもなじみのある強豪がひしめくS・フライ級はタレントぞろいで活況を手にしている。32歳になったクアドラスはこのバトルの中でもう一花咲かせようと気合い十分だ。

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