March
29
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

18°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 東日本新人王決勝戦、MVPは26秒TKO勝ちの原

東日本新人王決勝戦、MVPは26秒TKO勝ちの原

2013年11月3日 18時31分

東日本新人王戦(ボクシングニュース)

 第70回東日本新人王決勝戦が3日、後楽園ホールで行われ、全12階級で優勝者が決まった。最優秀選手にはバンタム級の原有吉(白井・具志堅S)、技能賞はミニマム級の若原義敬(協栄)、敢闘賞はライト級の髙見良祐(18鴻巣)が選ばれた。勝者は東軍代表として西軍代表と12月22日の全日本新人王決定戦を争う。西軍代表決定戦は9日に行われる。

若原義敬(ボクシングニュース)
宮崎からダウンを奪う若原(右)

◇ミニマム級5回戦
若原義敬(協栄)[2回2分26秒KO]宮崎拳一(大橋)
 若原は無敗の宮崎(5勝1KO1分)に対し距離を詰めて勝負に出た。2回、出入りの速い宮崎に右を効かせ、さらにフラつく宮崎に右を追撃してダウンをゲット。続く場面でラッシュしてストップ勝ちした。

◇L・フライ級4回戦
前川龍斗(協栄)[3-0(39-38×2、40-36)]金子智之(国際)
 今大会注目の前川に対し、体力で勝る金子はプレスをかけて互角のスタート。しかし前川はカウンターと回転の速い連打で徐々にペースをつかみ、金子を突き放した。

大保龍斗(ボクシングニュース)
大保(右)は怒涛の追い上げを実らせた

◇フライ級5回戦
大保龍斗(横浜さくら)[3-0(48-46×3)]興法裕二(新日本木村)
 サウスポー興法の左カウンターで初回にダウンを喫した大保だが、ここからの踏ん張りが見事だった。2回以降はボディ攻撃と右ストレートで興法を下がらせペースを掌握。全勝対決を逆転で制した。

◇S・フライ級5回戦
田之岡条(小熊)[2-1(48-47×2、47-48)]藤北誠也(三迫)
 カウンターを狙う長身サウスポーの田之岡と跳び込んで中に入ろうとする藤北の争い。ともに決定打が出ず、採点の難しい展開となったが、最後まで足を動かし、3回に左からチャンスを作った田之岡に軍配が上がった。

原有吉(白井・具志堅スポーツ)
見事なワンパンチKOを決める原(左)

◇バンタム級5回戦
原有吉(白井・具志堅S)[1回26秒TKO]横山一喜(古口)
 試合開始早々だった。サウスポーの原が横山の右を外して左ストレートを一閃。立ち上がった横山は足元が覚束なく、主審が試合を止めた。原は2戦連続の初回KO勝利。

多彩な攻撃を見せた相川(右)

◇S・バンタム級4回戦
相川学己(三迫)[2-0(38-38、39-38、40-37)]藤本直人(新日本木村)
 リーチのある相川がワンツーを主体にしたテンポの速いボクシングを展開。藤本も時折右をかぶせて対抗したが、終始キビキビと動き続けた相川が勝利した。

◇フェザー級5回戦
草野慎悟(ヨネクラ)[3-0(49-46×2、50-45)]玉川裕大(渡嘉敷)
 草野はサイドステップをうまく使い、前に出る玉川をいなしながら右フックをよく決めた。終盤は左ストレートもヒットするようになり文句ない判定勝ちを収めた。

◇S・フェザー級5回戦
三瓶数馬(協栄)[3-0(49-47、49-46×2)]松本芳道(大橋)
 サウスポーの三瓶が右で試合をコントロールした。ジャブをよくあて、カウンターの右フックも有効。松本はスイッチを繰り返すなど三瓶のペースを乱そうとしたが、最後まで強打を打ち込むことはできず、全勝対決に敗れた。

髙見良祐(ボクシングニュース)
髙見(左)は強打の小宮山に打ち勝つ

◇ライト級4回戦
髙見良祐(18鴻巣)[4回40秒TKO]小宮山玲雄(ピューマ渡久地)
 パワーと強打が売りの小宮山はこの日もゴングと同時に前に出た。しかしこちらもパンチのある髙見は、ガードを固めながら左フック、右ストレートを的確にヒットさせてペースを掌握。3回、髙見が右を決めてダウンを奪うと、続く4回の攻勢でストップとなった。

◇S・ライト級4回戦
藪晋伍(ワタナベ)[3-0(39-38、39-37、40-37)]松坂拓哉(石神井S)
 強打のサウスポー松坂に対し、藪は徹底して足を使い距離を取り続けた。松坂は藪をとらえることができず、軽打でポイントを持っていかれた。

◇ウェルター級4回戦
田中亮治(ヨネクラ)[4回53秒KO]栄宣明(レイスポーツ)
 体力で勝る田中が前に出てボディ攻撃などで栄を徐々に弱らせた。最終回にラッシュして左フックを打ち込むと栄の腰が砕けてダウン。カウント中にタオルが投入された。

清野航(ボクシングニュース)
清野(右)はペパの失速を逃さず逆転勝ち

◇ミドル級4回戦
清野航(石橋)[2回2分29秒KO]アルティン・ペパ(宇都宮金田)
 アルバニア出身でアマ経験のあるペパは、初回に右アッパーをカウンターできれいに決めてダウンを奪った。このピンチを清野がしのぐとペパは早くも失速。2回に攻勢をかけた清野が左フックを決めてペパにテンカウントを聞かせた。

Related article
関連記事