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新旧入り乱れるヘビー級で存在感示せるか

元クルーザー級4冠王者ウシクがチゾラと対戦 
新旧入り乱れるヘビー級で存在感示せるか

2020年10月30日 11時48分

 31日(日本時間1日)ロンドン・ウェンブリーのSSEアリーナで行われるヘビー級12回戦、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)vs.デレク・チゾラ(英)の最終会見が29日開催された。イベントはエディ・ハーン氏のマッチルーム・ボクシングが主催し、英国ではスカイスポーツ、米国ではDAZNが中継する。

フォトセッションでハグするウシク(左)とチゾラ

 クルーザー級でWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)のシーズン1を制し全ベルトを統一、“比類なき”王者からヘビー級に進出したウシク(17勝13KO無敗)。すでにWBOヘビー級1位にランクされ、今回の試合をクリアすれば一気に世界挑戦の話も聞かれる。

「彼(チゾラ)は私をひどく痛めつけようとするだろうが、私は彼の正面に立つことはない。みんなこの試合をヘビー級のテストだと言うけど、私は(アマチュアで)ワールドシリーズ・オブ・ボクシングにヘビー級として出場したから問題ない」とコメント。強敵相手にもノープロブレムを強調した。

 対するチゾラ(32勝23KO9敗)は以前会見で騒動を起こした悪童ぶりを封印。終始スマイルを浮かべて対応。「彼(ウシク)はボクシングに努めるが、それをやられたら私は勝てない。私は打ち合いで決着をつける。ダンスやレスリングにならないようにレフェリーはフェアに裁いてもらいたい」とけん制した。

 セミ格では元IBFフェザー級王者リー・セルビー(英)が無敗のプロスペクト、ジョージ・カンボソスJr(豪州)とIBFライト級挑戦者決定戦。同級王者にはワシル・ロマチェンコを破ったテオフィモ・ロペス(米)が君臨する。

 ヘビー級3冠王者のアンソニー・ジョシュア(英)は12月12日、ロンドンのO2アリーナでIBF指名挑戦者クブラット・プレフ(ブルガリア)との対戦が決定済み。WBC王者タイソン・フューリー(英)は前WBC王者デインテイ・ワイルダー(米)との第3戦が決定寸前までいきながら、現在は12月5日に別の相手と試合をすると報じられている。

 さらに11月28日には同じイギリスのダニエル・デュボアとジョー・ジョースによるヘビー級王者候補の無敗対決が繰り広げられる。ウシクはこのバトルに入っていくためにもしっかりアピールしたいところだ。Photo by Mark Robinson/Matchroom Boxing

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