WBAライト級レギュラー王者ジャーボンタ・デイビス（米）とWBA･S･フェザー級スーパー王者レオ・サンタクルス（メキシコ＝米）の最終会見が29日行われた。試合は両者のベルトが争われるものの、体重リミットはS･フェザー級上限の130ポンドに設定された変則統一戦。明後日31日（日本時間１日）米テキサス州サンアントニオのアラモドームでゴングが鳴る。

　デイビスは23勝22KO無敗と高いKO率を誇るスラッガーで、スキルやスピードも秀逸な25歳。ラスベガスのメイウェザー・ジムでトレーニングを敢行。御大フロイド・メイウェザー氏がコーナーに就く噂もあり、勢いを持続して４階級制覇王者サンタクルス攻略を図る。「土曜日の夜、このスポーツで最強の男であることを私は証明しなければならない」と特訓の成果を披露することを誓う。

　対するサンタクルス（37勝19KO1敗1分＝32）は「この試合に関してみんながそれぞれ意見を持っている。私は自分の仕事を行い、私に疑いを持っている人々に実力を証明する」と5階級目のベルト獲得を狙う。近年リングに上がる回数が減り、王座をキープするものの期待を裏切る試合もあり、強敵を相手に復活を期す。

　ライト級進出後も減量に苦労するデイビスがS･フェザー級リミットの130ポンドをクリアできるかも焦点。明日の計量の結果が注目される。それでもオッズは6-1ほどでデイビス有利と出ている。Photos from Esther Lin/SHOWTIME