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全勝の狩俣綾汰、奈良井翼ら12.20決勝へ

東日本新人王 例年より2ヶ月遅れで準決勝終了 
全勝の狩俣綾汰、奈良井翼ら12.20決勝へ

2020年11月3日 17時24分

 東日本新人王準決勝が3日、後楽園ホールで開催され、10階級11試合が行われた。この日で準決勝はすべて終了。決勝は12月20日に同会場で行われる。

 L・フライ級の狩俣綾汰(三迫)は初回TKO勝ちで、デビューから5連勝(3KO)をマークして決勝進出。2回TKO勝ちの20歳、S・フェザー級の奈良井翼(RK蒲田)もデビューから無傷の5連勝(4KO)となった。RK蒲田勢は3選手が決勝に残った。

◇ミニマム級
平井雄士(宮田)[2-0(39-37×2、38-38)]つるが慶也(DANGAN AOKI)
 サウスポーのつるがが距離を取ろうし、平井が前に出るボクシング。左ストレートを決めたつるがだが、徐々に平井が距離を詰めて左右のボディ、フックでポイントを獲得した。平井は4勝2KO1分。

L・フライ級で勝利の狩俣

◇L・フライ級
狩俣綾汰(三迫)[TKO1回50秒]初鹿健吾(八王子中屋)
 沖縄・宮古総合実業高で宮古工高にいた比嘉大吾(Ambition)と汗後流した狩俣が初回から接近戦を仕掛け、右フックをたたき込んで初鹿をキャンバスへ。ノーカウントでストップとなった。狩俣は5勝3KO。初鹿は3勝2KO4敗2分。

◇S・フライ級
久保春平(宮田)[引き分け1-1(39-38、38-38、36-40)]阿部愛斗(石神井S)
 19歳の阿部が初回から右ストレートでグイグイ攻めた。久保もも応戦して、2回以降は互いにワンツー、左フック、左ボディを打ち込む展開。互いに譲らず三者三様のドローも、優勢点で久保が決勝進出を決めた。久保は5勝3KO1敗1分。阿部は2勝2KO1敗。

◇バンタム級
須藤龍揮(RK蒲田)[2-1(39-37×2、37-39)]綾部圭人(T&T)
 リーチがある須藤とフェイントを駆使する綾部は駆け引きを繰り広げた。須藤はいきなりの右ストレート、左フック、綾部はジャブと右を狙ったが、ともに決定打はでないまま須藤が競り勝った。須藤はデビュー戦勝利。綾部は4勝3KO2敗。

ダウン応酬を制した矢斬

◇S・バンタム級
矢斬佑季(花形)[TKO3回2分5秒]石川優(大翔)
 サウスポーの矢斬に石川が初回終盤、右ストレートを決めて矢斬が尻餅をつくダウンを奪った。2回は矢斬が巻き返し、終了間際に左ストレートから返しの右フックでダウンを奪い返す。3回はともに打ち合い、矢斬が2度ダウンを追加して試合を決めた。矢斬は6勝4KO2敗。石川は2勝2KO3敗。

◇フェザー級
吉田諒(イマオカ)[3-0(38-37×2、39-36)]廣瀬祐也(協栄新宿)
 吉田が圧力をかけ、サウスポーの廣瀬が迎え撃った。吉田が初回、右で廣瀬をコーナーに沈めた。2回は廣瀬がジャブ、左ストレートで反撃開始。3回は打ち合いになり、廣瀬が優勢をキープ。吉田はペースダウンしかけたが4回に踏ん張り、最後に右で廣瀬をグラつかせてゴールテープを切った。吉田は3勝1KO。廣瀬は3勝2KO1敗分。

S・フェザー級の奈良井は2回で試合を決めた

◇S・フェザー級
奈良井翼(RK蒲田)[TKO2回2分51秒]小松裕道(相模原ヨネクラ)
 奈良井はゆったりとしたリズムから鋭く踏み込むワンツーの切れ味があった。リーチのある小松は足を使ったが、奈良井は2回、そのワンツーを決めて小松を横倒しにして試合を終わらせた。奈良井は5勝4KO。小松は4勝4KO6敗2分。

◇ライト級
山本ライアンジョシュア(ワタナベ)[3-0(39-37×3)]中村駿(横浜光)
 スタートから距離を詰めた攻防が続き、よりアグレッシブに右フックをねじ込んでいった山本がジャッジの支持を受けた。山本は4勝1KO3敗。中村は3勝2KO2敗。

デビュー戦勝利の兒玉(左)

◇S・ライト級
兒玉麗司(三迫)[2-1(40-36×2、38-39)]藤崎光志(M.T)
 兒玉は東洋大を中退してプロデビュー戦。8月のダイヤモンドグローブで、日本ウェルター級王者の小原佳太と打ち合って会場を沸かせた21歳は初回からスピーディーなコンビネーションを見せたが、藤崎がそれに慣れるとジャブ、右ストレートで兒玉に迫った。兒玉は慎重に戦って判定勝ちした。藤崎は3勝2KO3敗1分。

永嶋に競り勝ったS・ライト級の鳴海(左)

◇S・ライト級
鳴海拓郎(RK蒲田)[2-0(39-37、38-37、38-38)]永嶋翔平(横浜さくら)
 サウスポーの永嶋が前に出て左ストレート、右フックで攻勢をアピール。鳴海もこれを迎え撃って白熱する中、鳴海が3回にワンツーを決めてダウンをゲット。4回の永嶋の攻勢をしのいで逃げ切った。鳴海は3勝2KO1敗。永嶋は1勝5敗。

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