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「私のパンチは50発も当たっていた」

紛糾のS・フライ級戦 モロニー弟が訴え起こす 
「私のパンチは50発も当たっていた」

2020年11月17日 14時32分

 14日ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで行われたWBA・S・フライ級レギュラー王座タイトルマッチは2回終了無効試合に終わったが、裁定に不満の挑戦者で前王者のアンドリュー・モロニー(豪州)が弁護士を通じてネバダ州アスレチック・コミッションに訴えを起こした。16日、ボクシングシーン・ドットコムが伝えた。

 試合は右目が腫れて塞がった王者ジョシュア・フランコ(米)がドクターチェックで続行不可能になった。ラッセル・モーラ主審は即、フランコの負傷は初回に発生した偶然のヘッドバットによるものと主張した。

 試合が既定の4ラウンドまで達していなかったため、無効試合になる見込みだった。しかし試合を管理するネバダ州アスレチック・コミッションは以前から実施しているビデオによるレビュー(検証)を行った。

 レフェリーの判断が覆る可能性もあったが結局、正式に無効試合となりフランコの王座は安泰となった。だがコミッションのボブ・ベネット事務局長と殿堂入り審判ロバート・バード氏が行った検証は30分近くもかかり、結論が出るまで長い時間を要した。

 その間、中継したESPNは何度も繰り返し試合を流したが、明らかに両者の頭が当たった場面も、逆にモロニーのパンチが大きなダメージを与えたようなシーンも、はっきりとは分からなかった。

 自身のTKO勝ちを主張するモロニーは「私のパンチは50発も彼の目に当たった。私が試合をコントロールしていた」と抗議。ベルト奪回を求めて正式に訴えを起こした。結論が下るまで時間がかかったこともファンやメディアの印象を悪くしている。

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