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愛弟子・久田哲也の世界戦実現に尽力

原田実雄ハラダジム会長が死去 79歳 
愛弟子・久田哲也の世界戦実現に尽力

2020年12月22日 18時34分

 ハラダジム(大阪市住之江区粉浜西2-2-18)の原田実雄会長が21日朝、食道がんのため亡くなった。79歳だった。告別式は24日10時から同市住吉区清水丘1-28-5、永祥寺で行われる。喪主は長男でトレーナーの剛志(つよし)氏。

原田会長(左)と久田

 原田会長は鳥取県立倉吉東高時代にボクシングを始め、近畿大学に進んでバンタム級で活躍。大学卒業後、大阪市の大鵬ジムのトレーナーを2年務めた後、近畿大学からプロ入りした弟のOPBF・S・フェザー級王者、吹打龍(本名・原田達実、ヨネクラ)を大阪・新進ジムで指導、吹田が現役引退後の1987年にジムを開設した。

 基本に忠実をモットーに指導、次々と全日本、西日本新人王獲得選手を育てた。89年には小宮山カツミ(本名・勝巳)をWBC世界J・フライ級王者、柳明佑(韓国)に世界初挑戦させるも実らなかった。96年にはOPBFフェザー級王者の長男剛志をWBC世界S・バンタム級王者、ダニエル・サラゴサ(メキシコ)に挑戦したが敗れた。

 昨年10月1日には元日本L・フライ級王者久田哲也がWBA世界L・フライ級王者、京口紘人(ワタナベ)に挑む「大阪決戦」を主催興行したが、悲願の世界タイトル獲得はならなかった。今年8月に体調を崩して、食道がんが見つかり、放射線、抗がん剤治療を続けていた。

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