OPBF王者の三代大訓「根こそぎかっさらう」
“あこがれの”伊藤雅雪を踏み台にのしあがる!
2020年12月25日 18時06分
2020年12月25日 17時49分
あす26日、東京・墨田区総合体育館で開催される「カケルホールディングス presents A-SIGN.BOXING」の計量が25日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのライト級10回戦に出場する伊藤雅雪(横浜光=写真右)が61.1キロ、三代大訓(ワタナベ=同左)がリミットの61.2キロで合格した。
元WBO・S・フェザー級王者の伊藤(26勝14KO2敗1分)とOPBF同級王者の三代(9勝3KO1分)の注目ライト級対決。三代の“挑戦”を受けた立つ伊藤は2月に中国で予定されていた試合を左腕のけがでキャンセルし(その後イベント自体が中止)、10月に決まった三代との試合も盲腸を患って延期となった。
1年3ヶ月ぶりのリングを迎えるにあたり「率直には不安っちゃ不安はあるんですけど、不安とワクワクが入り交じっている感じです」と心境を明かした。
とはいえやることはバッチリやってきたのは伊藤らしい。9月に盲腸の手術を受けたあとはランニングから徐々に練習を再開し、しばらくはボディを打たなかったり、ジャブだけを使ったりという条件付きスパーで調整。左の当て方、左の使い方など「気がつけなかったことに気がつけた」と手応えを感じている。
その後は計100ラウンドのスパーでしっかり調整。しかも相手が元3階級制覇王者のホルヘ・リナレス、先日のラスベガスでフェリックス・ベルデホに逆転勝ちした中谷正義らトップ選手と腕を磨いたというから中身は濃い。
今回の試合はクラスを上げ、「ライト級に上げて強い選手と試合をして国内にアピールする試合」という位置づけだ。もともとアメリカのリングで世界王者となり、海外トレーニングも多い伊藤は、中谷の勝利を「うれしい気持ち35パーセント、悔しい気持ち65パーセント」と語るように、再びアメリカで活躍することを最終目標に据えている。
そのためにもステップとなる今回の試合は「三代選手はディフェンスがいいしジャブがいいので難しいラウンドもあると思いますけど、明確に1ラウンド、1ラウンド差をつけたいかなと思います」と完勝をイメージ。三代の先には日本、OPBF、WBOアジアパシフィック王者の吉野修一郎(三迫)をターゲットに定めており、国内ライト級最強証明に向けて力強い一歩を踏み出そうとしている。写真提供=横浜光ジム
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