矢吹が初の判定勝ちでV1 日本L・フライ級戦
WBC王者の寺地拳四朗に宣戦布告
2020年12月26日 23時35分
2020年12月26日 19時28分
「カケルホールディングス presents A-SIGN.BOXING」が26日、東京・墨田区総合体育館で行われた。メインのライト級10回戦は、OPBF同級王者の三代大訓(ワタナベ)が前WBO・S・フェザー級王者の伊藤雅雪(横浜光)に2-0判定で殊勲の勝利を飾った。スコアは96-94×2、95-95。
スタートは三代のジャブが光った。鋭いジャブを伊藤に差し込み、前世界王者の思うようにはさせない。いきなりの右ストレートも効果的だ。伊藤は徐々に圧力を強めて三代を攻略しようと試みた。伊藤はジャブをそれなりにもらったが、力強さと手数で三代に圧力をかけ、ペースをつかみにかかる。4回には右ストレートを決めてさらに追撃した。
流れは伊藤に傾きかけたが、三代は5回にジャブ、ワンツーを決めて反撃。6回は互いに右を決めて打ち合うシーンが増える。パワーに勝る伊藤はガードの上からでもクリンチ際でもパンチを打ち込んで攻勢をアピールした。
三代は伊藤のパワーに押されそうになりながらも強気に振る舞い、終盤は堂々と打ち合ってジャブだけでなく右ストレートをヒット。有効打でわずかに上回った三代に軍配が上がった。最後までジャブがよかった三代は10勝3KO1分。伊藤は26勝14KO3敗1分。
三代の話「伊藤選手と手を合わせてみて思ったのはほんとに強かったです。世界? 見えてきていると思うんですけど、今日は伊藤選手に勝つ気持ちだけで来たのでうれしさで何も考えられない。僕と伊藤選手が戦うときにライト級ウォーズと言われて、反対のブロックで吉野(修一郎=日本、OPBF、WBOアジアパシフィック王者)選手がいる。きょうは不甲斐ない試合だったけど、吉野選手だったらもっと楽に勝てるんじゃないかと思うので、ぶっ倒して意図思います」
伊藤の話「自分の悪いところも出たと思うし、ジャブが予想通りうまくて、ラウンドをピックアップされるのを改善しないまま試合が進みました。三代選手は気迫もあったし徹底した戦い方をしたと思いました。打てば当たるのになと思いながら手が出なかった。途中っで疲れたという感情もあって、100パーセント集中できなかったところはありました。
次を見据えて大きなイベントをやらせてもらって、チャレンジではあったんですけど、僕が勝って成功だと思っていたんですけど。(ランクが下の選手に負けて)なかなか選手として難しい状況だと思います。今後のことはゆっくり考えたい」
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