ピューマ渡久地ジムがドミニカ共和国で親善試合
コブラ諏訪、コンドル稲葉がTKO勝ち
2020年12月30日 10時10分
2020年12月29日 17時41分
31日に東京・大田区総合体育館で行われるWBO世界S・フライ級戦、井岡一翔(Ambition)-田中恒成(畑中)は46例目の“世界戦日本対決”である。発売中のボクシング・ビート1月号では、過去の対決から印象的な10試合+1をピックアップしている。順に紹介していこう。
①小林弘-沼田義明(世界J・ライト級、67年12月14日)
初の同胞対決の緊張で異様な雰囲気の中で行われた一戦。「精密機械」の王者沼田義明に挑んだ「雑草」小林弘が激闘を優勢に運ぶ。6回にダウンを奪った後、12回に3度倒す鮮やかなKO劇で新チャンピオンに。
②大場政夫-花形進(WBAフライ級、72年3月4日)
3度目の防衛戦に4年前の初10回戦で敗れている花形進を指名した王者大場政夫。タフな挑戦者を倒すことはできなかったが、15回を強気で攻め、花形の抵抗を制して2-0判定勝ち。
③薬師寺保栄-辰吉丈一郎(WBCバンタム級、94年12月4日)
日本中の注目を浴びる中、期待以上の激闘が展開されたバンタム級統一戦。地元名古屋に辰吉丈一郎を迎え撃った薬師寺保栄が12回傷らだけの激闘を制し2-0判定勝ち。今見返してもスリリング!
④畑山隆則-坂本博之(WBAライト級、00年10月11日)
戦前の期待と試合内容とも薬師寺-辰吉に続く同胞対決。中量級ライバルの意地と闘志がぶつかり合って名勝負をつくりあげた。最後は10回、畑山隆則の右強打がさく裂して坂本博之を倒す劇的な幕切れ。
⑤川嶋勝重-徳山昌守(WBC・S・フライ級、04年6月28日)
「ラスト・サムライ」川嶋勝重が演じたまさかの初回KO劇。会心の右フックで8度防衛の安泰チャンピオン徳山を倒し、怒涛の追撃で圧倒。わずか107秒で王座に駆け上がった。
⑥徳山昌守-川嶋勝重(WBC・S・フライ級、05年7月18日)
1年前の惨敗がウソのように徳山が魅せた。終始軽快なアウトボクシングで川嶋に決定打を許さず、明白な判定勝ちでリベンジとベルト奪還を同時に果たした。
⑦新井田豊-高山勝成(WBAミニマム級、07年4月7日)
王者新井田豊がけがで休んでいる間に暫定王者になった高山。軽量級の統一戦は熱戦の末判定が割れ、新井田がVで王座統一。この時24歳の高山がいまも現役でリングに上がるというのも凄いことだ。
⑧亀田興毅-内藤大助(WBCフライ級、09年11月29日)
注目度では辰吉-薬師寺戦にも引けを取らないライバル対決。23歳の亀田興毅が35歳内藤大助に4~6点差の判定勝ちで王座を強奪した。たびたびの“亀田騒動”で鍛えられた精神力でこれは文句なしの勝利。
⑨井岡一翔-八重樫東(WBA-WBCミニマム級、12年6月20日)
強豪対決は互いに相手の長所を引き出す。初のチャンピオン対決はのちに激闘男の名を欲しいままにした八重樫東が顔の変形もいとわず健闘し、井岡はこれを制して両王座を統一するとともに大いに評価をあげた。
⑩内山高志-金子大樹(WBA・S・フェザー級、13年12月31日)
終盤10回に訪れたスリリングなシーン。金子大樹の強烈な右に王者内山高志がダウン! 立ち上がった内山が猛然と反撃。強靭なハートのぶつかり合いが最後まで観客を魅了し、内山の手が上がる。
⑪田中恒成-木村翔(WBOフライ級、18年9月24日)
この年の最高試合賞に輝いた名古屋の激闘。中国で王座に就いた木村翔を地元に迎えた田中恒成は、気持ちの強い王者と堂々わたり合い、2-0判定勝ちで3階級制覇達成。田中株はさらにアップした。
井岡と田中は、ともに過去の「世界戦の日本対決」ライバル史ですでに名勝負をつくっている。こうなるとあさっての両雄の対決に一層期待したくなるというものだ。特集「何かが起こる!? 忘れじの世界戦日本対決10番+α」全文はボクシング・ビート1月号に掲載しています。アマゾンでもご購入いただけます。→http://amzn.to/3787Kd4
2025年2月6日 22時33分
2025年2月6日 16時47分
2025年2月6日 9時50分
2025年2月5日 10時50分
2025年2月4日 11時23分
2025年2月3日 19時02分