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東洋太平洋王者の栗原慶太は強打空転
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2021年1月14日 木曜日

井上拓真が貫禄勝ち 再び兄弟世界王者へ第一歩 
東洋太平洋王者の栗原慶太は強打空転

 OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが14日、後楽園ホール「フェニックスバトル」のメインで行われ、前WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真(大橋)が王者の栗原慶太(一力)に9回2分25秒負傷判定勝ち。19年11月、WBC正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)にプロ初黒星を喫して以来の試合に勝利した。栗原は2度目の防衛に失敗した。

拓真は相手の土俵に入らず完勝

 IBF4位にランクされる栗原とWBC7位、WBO6位の拓真による世界ランカー対決。初回、拓真が空振りが目立ち硬さが見られたが、2回に栗原がプレスをかけはじめると、持ち前の機動力を発揮。栗原のパンチが「想像以上にあった」こともあり、スピードの違いを見せつけて、右を狙い続ける栗原を足とカウンターでコントロールし始めた。栗原は初回、偶然のバッティングで左目上をカット。4回終了時の採点は40-36×2、39-37で拓真がリードした。

 波に乗った拓真は5回、右ストレート、左フックをリズムよく打ち込んでいったが、ここで栗原の右が決まって会場がどよめく。栗原はここぞと前に出たが、拓真は足を使って王者をさばいた。

 栗原は前に出たり、下がったりして何とか拓真をつかまえようとするがうまくいかず、拓真はカウンターを断続的に打ち込みながら淡々と試合を進めた。8回終了時の採点は79-73×2、80-72で拓真がリードを広げた。

 9回、初回から血が流れ続けていた栗原の左目上の傷が原因で試合は終了。拓真がスピードとテクニックの違いを見せつける結果となった。スコアは89-82×2、90-81。

OPBFのベルトを巻くのは2度目だ

 拓真は15年7月に獲得したS・フライ級に続くOPBF王座獲得。戦績は14勝3KO1敗。栗原は15勝13KO6敗。試合の模様はフジテレビで16日深夜27時35分から放送(関東ローカル)。

拓真の話「相手の土俵に付き合わないで自分のボクシングに徹するのがテーマだった。それが少しでも出たと思う。前回(19年11月)の世界統一戦で敗れて悔しい思いをしたので、もう負けたくないですし、また世界に向けてということで負けられない気持ちが強かった。兄に少しでも追いつけるように兄弟世界チャンピオン目指してがんばります」

井上尚弥の話「1年2ヶ月振りの再起戦で栗原選手との対戦でしたので不安な気持ちもありましたが結果はパーフェクトゲーム。拓真は拓真のボクシング。これが井上拓真の強さ。あとは倒すまでの流れを掴めばもっと伸びる。兄弟での世界王者目指して頑張って行きます」

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