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プロ8戦目でアリに勝利 五輪金メダリスト

元世界ヘビー級王者 レオン・スピンクス逝く 
プロ8戦目でアリに勝利 五輪金メダリスト

2021年2月7日 13時12分

 元世界ヘビー級王者レオン・スピンクス(米)が現地時間の5日午後8時15分、ラスベガスで亡くなった。67歳だった。スピンクス氏は数年前から前立腺がんで闘病生活を送り、認知症にも悩まされていた。

息子のコーリーとツーショットに収まるレオン氏

 ミズーリ州セントルイス出身のスピンクス氏は弟のマイケル・スピンクス氏とともにアマチュアで活躍。1976年のモントリオール・オリンピックに出場し、L・ヘビー級で金メダル獲得。マイケル氏もミドル級を制し兄弟で金メダリストになった。

 77年1月プロデビューし、78年2月、ラスベガスのヒルトンホテルで世界ヘビー級王者モハメド・アリに挑戦。公式スコアは2-1と割れたが、プロ8戦目でアリを判定で破る大番狂わせを演じた。大方はアリをロープへ追い詰めて攻め立てたスピンクス氏の勝ちと見た試合だった。

 しかし7ヵ月後のダイレクトリマッチで判定負け。ニューオーリンズで行われた試合は米国で9000万人、世界中で約20億人がテレビ観戦したと言われる。その後ラリー・ホームズやクルーザー級王座に挑んだが失敗。リングに上がり続けたものの負けが込み、95年12月の試合がラストファイトになった。生涯戦績は26勝14KO17敗3分。

 ブレンダ夫人に看取られて永眠。息子のコーリー・スピンクスはウェルター級とS・ウェルター級で世界王座に就いた。

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